イエローナイフ、ホワイトホース、フォートマクマレーを徹底比較!カナダのオーロラ、どこで見る?

イエローナイフ
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筆者が現役のツアーガイドだったころ、カナダと言えばスキーが定番だったのですが、今や冬のカナダの定番ツアーと言えば、オーロラツアー。世界を見渡せば、アラスカや北欧など、オーロラ観賞ツアーが行われている場所はいくつかありますが、カナダでもツアーで参加可能な場所が3つあります。今回はその3つを比べてみようと思います。


オーロラの見える場所

知名度で言えば、イエローナイフ、そして、ホワイトホース、フォートマクマレーとなります。いずれも観光向けの日本語オーロラツアーを催行する会社があります。

オーロラの観賞率

どこも3泊滞在すれば90%以上の観賞率を謳っています。これは3回オーロラ観賞ツアーに参加すれば、そのうち1度は見れるでしょう、という確率です。極端に言えば、3回見て3回とも見ることが出来た人も、3回で1回しか見ることが出来なかった人も、同じ扱いになります。もっと突っ込んで言えば、3回見て3回とも、ものすごくレベルの高い降り注ぐようなオーロラを見た人も、3回見て1回チラリと見えた人も同じ扱いです。もっとも、この辺りは自然現象なので運に大きく左右されるところではありますが、3泊ツアーに参加すれば、どんな形であれ、オーロラが見られる可能性が限りなく100%に近いといっても良いレベルだと思います。

3つのオーロラ観賞地の中でイエローナイフの人気が高いのは、やはり見られるオーロラの質が高い、ということが大きな理由だと思います。科学的データに基づいても、イエローナイフが最もオーロラ観賞に適した場所であることは間違いありません。ただ、イエローナイフにも短所はあります。

アクセス

最も人気が高いのはイエローナイフですが、3つの中で最もアクセスが悪い場所でもあります。日本から訪問する場合、いずれの場所でもバンクーバーを経由することになりますが、イエローナイフのみ最低もう一箇所の経由が必要です。とりあえず、バンクーバーまでは往復は・・・

成田 19:10⇒11:10 バンクーバー(日付変更線通過のため、到着は成田出発と同日)
バンクーバー 14:10⇒17:40+1 成田(帰りは逆に到着の際に1日追加)

・・・となります。
バンクーバーまでJALを利用する方法もありますが、バンクーバーから先のフライトがエアカナダなので、エアカナダ同士での乗り継ぎパターンの航空券が主流になります。JALを使うとかなり高額になってしまうことが多いですね。

イエローナイフ

行き帰りともに乗り継ぎが必要。
バンクーバー 14:00⇒16:20 カルガリー 19:40⇒21:47 イエローナイフ
イエローナイフ 06:00⇒08:05 カルガリー 09:10⇒09:39 バンクーバー
イエローナイフからの帰りは、早朝6時出発のフライト以外は午後出発なので、これ以外に選択の余地がありません。カルガリーからバンクーバーへは遅いフライトがありますが、結局カルガリーかバンクーバーのいずれで時間をつぶすかという選択です。

ホワイトホース

バンクーバー 22:45⇒01:07 ホワイトホース
ホワイトホース 06:20⇒08:41 バンクーバー
往復ともに直行便ですが、深夜早朝のフライトになってしまいます。この区間は1日3便あるのですが、日本からの乗り継ぎだと、この便しか選択の余地がありません。

フォートマクマレー

行きは直行便利用が可能。帰りは乗り継ぎ。(直行便は夕刻なので、バンクーバー発成田行きに間に合わない)
バンクーバー 14:20⇒17:12 フォートマクマレー
フォートマクマレー 07:00⇒09:26 エドモントン 10:45⇒11:54 バンクーバー

観賞方法

オーロラをどこで、どうやって見るか?ということですが、オーロラは夜空で見えるものなので、周囲に光のない町を外れた場所で観賞することになります。つまり、ホテルから一歩外に出れば、オーロラが見えるというわけではなく、夜間にツアーに参加し、出掛けないとオーロラは観賞できません。各地のオーロラツアーの催行会社ではオーロラ観賞施設を持っており、暖を取ることのできる待機場所やトイレが備え付けられており、夜食の提供などが行っています。観賞施設までの距離はツアー会社によって異なりますが、15分から30分といった場所にあり、そこまでバスや車で送迎し、3~4時間程度滞在した後、ホテルまで送り届けてくれるというシステムです。

どいうわけで、夜間に出掛けなくてはいけないのですが、これはホテルが市内にあるという前提。ホテルが人里から離れ、周囲に何もないような場所にある場合は別。ホテルから一歩外に出れば、そこからオーロラが見られます。そういった宿がホワイトホースにはあります。

タキーニリバーロッジ(Takhini River Lodge)
インオンザレイク(Inn on the Lake)

いずれもホワイトホースの市内から40分程度離れているので、周囲には何もなく、オーロラ観賞に最適なロケーション。夜ツアーに出掛けることなく、オーロラが出さえすれば、好きな時に好きなだけ見ていることができます。しかも、これらのホテルは宿泊施設としても十分に魅力的で、宿泊ゲストからの高い評価を受けており、食事のおいしさにも定評がありまし。ただ、ホテルの周囲には何もなく、町に出るにもタクシーなどを呼ばないといけないので、のんびりゆったりと過ごせない方には不向きです。

自分でオーロラを見に行くことは可能?

ものすごい大きなオーロラが出た場合、町中でも見えます。私がイエローナイフのオーロラツアーに参加した際、イエローナイフ空港到着寸前から、飛行機の窓越しにもオーロラが見えましたし、空港到着後、タラップから降りると夜空にはっきりとオーロラが見えるほどでした。ただし、これはレベル5の最大級のものが見えた日で、さすがにいつもこれを期待するには無理があります。やはり、観賞ツアーのように、町から郊外へと出かけないといけませんが、自分でレンタカーを借りて、町外れまで行けば良いのでは?と考えられる方いらっしゃいます。ただ、オーロラを見るような極北の地では、気温が零下30度を下回ることも珍しくありません。また、どの場所にしても小さな町なので、郊外に行くと他の車の往来もほとんどありません。そんな場所で車が故障したり、何かのトラブルに見舞われたら、命に関わる事態です。極北の地での冬道の運転だけでも十分に危険なので、やはりツアーに参加されることをおススメします。

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