バスとバン、観光向きなのはどっち?徹底比較!

スポンサーリンク

現地でオプショナルツアーを催行している会社では、バンを使った観光を売りにしている会社をよく見かけます。バンで回る観光のメリットとは・・・

  • 少人数なので、小回りが利く。
  • 乗り降りに時間が掛からない。
  • 観光バスでは止まれないようなスポットにもご案内。
  • 昼食場所にもこだわり。

各社が掲げるセールスポイントを見ると、こういった点に集約されます。では、これらのポイントを検証してみましょう。

少人数なので、小回りが利く

バンの乗車定員は、車のサイズにもよりますが、最大10名といったところです。バスは大きいものだと50名以上乗れますので、この差は当然ですね。少人数ということで、現地ガイドのサービスも行き届きますし、「参加して楽しい」といった雰囲気が形成されやすいのも事実。筆者は大型バスでのガイド、車を運転しながらのドライバーガイドの双方の経験がありますが、少人数のドライバーガイドだと、お客様と非常にお近づきになりやすかったと記憶しています。大型バスだと、マイクを使って一方的に情報を伝えることになるので、双方向のコミュニケーションが取りづらいという点は否めません。

少人数、小回りが利くという点があるからこそ、この後に説明するメリットにもつながります。

乗り降りに時間が掛からない

上記の通り、乗車定員に大きな違いがありますので、当然差が出ます。バスに40名乗っていると、最初にバスから降りた人と最後にバスを降りる人では、2分ぐらいの差が付くことも考えられます。1回の降車に1分としても、10箇所停車するツアーだと、10分ロスしていることになりますので、これは大きい。

観光バスでは止まれないようなスポットにもご案内。

バスは大きいが故に、どこでも停車できるわけではなく、どうしても定番の観光スポットになりがちです。バンだと一般乗用車と変わらない扱いなので、基本的に乗用車が止まれれば、バンも止まれます。筆者もよくやりました。極端な例だと、地元の人間しかいかないパン屋に横付けしたりもしました。

観光バスのツアーだと、こうした停車場所の問題のほか、大人数が故の、スケジュール上の制約などもあって、パンフレットに記載通りの観光になってしまいます。

昼食場所にもこだわり

特製弁当とか、サンドイッチなどを持って、風景の良い場所で食べる、といったことをメリットにしていることも多いようです。バスのツアーだと、それほど大人数でお弁当を広げる場所の問題、天候が悪い場合の代替場所の問題など、こうした食事プランは設定しづらいものがあります。少人数だと、天気が悪ければ、最寄りのドライブインを利用。天気が良ければ、風景の良いピクニックエリアを利用と、臨機応変に対応できるでしょう。

というわけで、4つのメリットは、まさに看板に偽りなし。バスと比較しても良いところばかりです。しかし、そのバンも完璧ではありません。少々意地悪ですが、バンの欠点にも触れてみたいと思います。

車窓の視野が狭い

特に高低の視野が狭いです。右側に座っていて、左側の高いところにあるものは、普通に座っていては、まず見えません。その分、バスよりも多い下車回数で補うことができますが、見えなかった、ということも起こり得ると思います。

座り心地が悪い

すべてのバンではありませんが、ヘッドレストのないベンチシートのバンも数多くあります。参考として、こちらのリンク(フォードのバン、Eシリーズのフォトギャラリー)をご覧ください。運転席の後ろに席が4列ある画像が見えると思います。実際には最後部の座席は外し、ラゲージスペースとしているので、3列のベンチシートとして使用してるケースが多いと思います。今回紹介した車種はフォードですが、ほかのメーカーも同じような作りで、首を支えるものがないので、長時間のドライブだとやや疲れます。

但し、席をグレードアップしたバンもあるので、すべてがこれに当てはまるわけではありません。

カップルでも隣同士で座れないケースも

これは催行会社が最大定員を何名にしているかによりますが、上記の画像のバンでは、途中座席3名、最後部4名が定員です。ただ、途中座席を1列カットして、最後部座席を一つ前の列に置いているので、途中座席3名×2、最後部座席4名×1、それに助手席1名が合計されますので、運転手を除き、定員11名となります。

実際に、11名ものお客様を乗せることはないと思いますが、8名乗ったら、2名、2名、4名。もしくは助手席1名、2名、2名、3名という配分になります。8名が4組のカップルや友達同士としたら、1組、隣同士に座れないということなります。

以上がバンの短所です。個人的には最後の定員の問題さえクリアできれば、バンの優勢は揺るがないと思います。

コメント

  1. […] This post was mentioned on Twitter by 下村 猛|ライター・ウェブデザイナー, 下村 猛|ライター・ウェブデザイナー. 下村 猛|ライター・ウェブデザイナー said: 新記事をアップしました。 バス […]

タイトルとURLをコピーしました