パークスカナダ(カナダ国立公園局)100周年

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バンフ国立公園内のペイトーレイク (C) Travel Alberta

2011年5月19日、Parks Canada(カナダ国立公園局)は設立100周年を迎えました。カナダは自然がウリの国なので、国立公園局は非常に重要な存在。今回はParks Canadaの歴史や管轄をご紹介。

カナダ最初の国立公園は現在でも人気ディスティネーションであるバンフ。温泉が発見され、その周囲26平方kmが政府直轄地になったのが始まりとされています。因みに、これは国立公園としては世界でも3番目。この時、まだカナダ政府としては、国全体で国立公園を管理するようなシステムは存在しておらず、1911年にDominion Parks Branch(自治領公園部)という部門が設立され、国全体として国立公園を管理するシステムができたそうです。名前に「自治領」と入っているのは、カナダが英国の植民地としてスタートし、「英国自治領カナダ」と名乗っていたことの名残り。これが何度か名前を変え、現在のParks Canadaとなりました。

現在のカナダには42の国立公園があり、その総面積は377,000平方km。日本の国土総面積が377,923.14平方kmなので、ほぼ同じ面積!その国立公園の面積の中には、ほとんど人が入ったこともないような、未開の原野もたくさんあり、改めてカナダのワイルドさがうかがい知れます。

Parks Canadaでは、この42箇所の国立公園を始め、167箇所の国定史跡、4箇所の海洋保護地区、さらに歴代首相のお墓までが管理しているそうです。

改めてカナダの美しい自然を次代に伝えるためにも、Parks Canadaには頑張って欲しいと思います。

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