モントリオール空港アクセスガイド。安くて便利な747系統バスとタクシーの使いどころを検証

モントリオール
747系統バス@空港ターミナル。バス自体はごく普通の車両が使用されています。(C) 747 Express Bus de l'aéroport / abdallahh
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ケベック州、メープル街道の玄関口として知られているモントリオール。カナダでも2番目に大きな都市であるモントリオール空港の正式名称はモントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港。トロント空港もそうですが、ここでも地元出身の元首相の名前が取られています。

では、今回の記事では、このモントリオール空港からダウンタウンへのアクセスを紹介します。

STM747系統バス(シャトルバス)

747系統バス@空港ターミナル。バス自体はごく普通の車両が使用されています。(C) 747 Express Bus de l’aéroport / abdallahh

STM(モントリオール都市圏交通局)により運行されているエクスプレスバス。空港からダウンタウンに直行し、ダウンタウンのメインストリートのひとつBoulevard Rene-Levesque沿いを中心に10箇所に停車し、ダウンタウンのバスステーションを結ぶという路線で、市バスがゆえのリーズナブルな料金、24時間運行という使い勝手の良さも相まって、もっとも一般的なアクセス方法です。カナダ国内の空港全てを見渡しても、これ以上のサービスはないでしょう。

まず運行頻度ですが、前述の通り、24時間運行。昼間は10分おき、深夜でも1時間に1本は確保されています。
料金は5歳以下の幼児を除き、大人子供ともに$8.00均一。因みにこの料金は1日券の料金が適用されているため、乗車から24時間はSTM運行の地下鉄、バスに乗り放題となります。空港からダウンタウンに向かう場合は、到着後、大いに活用しましょう。特に地下鉄はダウンタウンの観光には欠かせません。料金の支払い方法には2種類あります。まずは乗車時に現金払い。この場合、$8.00きっかり、しかも小銭で用意しなくてはいけません。お札はだめですし、お釣りもありません。もしくは、乗車前に予め乗車券($8 Fare Card)を買っておく方法もあります。この場合、以下の場所で購入可能です。

  • 空港国際線到着階両替所(International Currency Exchange (ICE) counter)
  • 地下鉄各駅
  • ダウンタウンバスターミナル(Gare d’autocars de Montréal)
  • ケベック州観光局案内所(Infotouriste centre of Tourisme Québec) - 4番バス停そば。場所の明記された地図については後述。

そして所要時間ですが、時間帯により交通量も異なるため、45分~60分が目安となります。

スケジュールとバス停の詳細はSTMのパンフレット(PDFファイル)にてご確認ください。地図もこのPDF内にありますが、バス停と地下鉄の駅、VIAレールのセントラルステーションの位置関係を示したGoogle Mapを作成しました。


より大きな地図で モントリオール バス&地下鉄 を表示

地下鉄の駅はバスのルートと重複してる部分のみを記しています。この埋め込み地図では分かりづらいと思いますので、拡大して大きな地図でご覧ください。
バスから地下鉄に乗り換え、ダウンタウンのホテルに移動する場合、最初の1番停留所で降車し、Lionel-Gloulx駅で1号線または2号線に乗り換えるのが最短時間での移動となります。

タクシー

747系統のバスでは待ち時間が有り過ぎる、時間がかかり過ぎる、そもそもアクセスしづらい・・・ そんな場合はタクシー利用となります。ダウンタウンへ行く場合の料金は固定制で$40.00+チップ。チップは10~15%が目安。ダウンタウン以外の場所だとメーターになります。初乗りは$17.00です。

比較

タクシー料金にチップを上乗せすると、$45.00になってしまうので、バス料金で割り込むと5名以上になってしまいます。どこ町でも大体3名くらい集まれば、タクシーに乗ってもあまり変わらない料金体系になっていることが多いのですが、このバスは本当に安いですね。それに、到着後、地下鉄に乗れるのも魅力的です。ホテルが747系統バスのルート上にない限り、タクシーを利用する理由が見当たりません。強いて言えば、上記のバスの画像でもお分かりのように、バス自体は普通の市バスなので、乗客が多い場合には席がないというケースも考えられると思います。荷物の量や疲れの度合いに応じて、タクシーを奮発するかどうかの判断をしてください。

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