2015年女子ワールドカップの使用会場決定。でも、結構移動が大変そう・・・

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会場のひとつモントリオールのオリンピックスタジアム (C) hoshi306
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会場のひとつモントリオールのオリンピックスタジアム (C) hoshi306

会場のひとつモントリオールのオリンピックスタジアム (C) hoshi306

なでしこジャパン2連覇がかかる次期女子W杯の会場が決定しました。ただ、カナダは日本の27倍もの国土のある国なので、とにかく移動が大変です。
私はサッカーはただの素人なので、旅行屋の観点から、会場の場所を確認し、時差や移動時間で、その大変さを考えてみたいと思います。

会場一覧


より大きな地図で 2015 FIFA 女子ワールドカップ会場 を表示(地図内では、各スタジアムの位置に目印を置いています)

  • バンクーバー BCプレイス(BC Place)
  • エドモントン コモンウェルス・スタジアム(Commonwealth Stadium)
  • ウィニペグ インベスターズ・グループ・フィールド(Investors Group Field)
  • オタワ フランク・クレア・スタジアム(Frank Clair Stadium)
  • モントリオール オリンピック・スタジアム(Olympic Stadium)
  • モンクトン モンクトン・スタジアム(Moncton Stadium)

時差

上の会場のある場所の時差を見ると、最西端のバンクーバーと最東端のモンクトンでは時差が4時間もあります。各会場がちょうど1時間ずつ分かれている感じです。
バンクーバー-(1時間)-エドモントン-(1時間)-ウィニペグ-(1時間)-オタワ・モントリオール-(1時間)-モンクトン

グループステージの利用会場

グループはA~Fまでの6つに分かれていて、ホスト国のカナダがAであること以外、決定していません。6つのグループの使用会場は以下の通り。

  • グループA・・・エドモントン4戦、モントリオール1戦、ウィニペグ1戦
  • グループB・・・オタワ4戦、ウィニペグ1戦、モンクトン1戦
  • グループC・・・バンクーバー4戦、ウィニペグ1戦、エドモントン1戦
  • グループD・・・ウィニペグ4戦、バンクーバー1戦、エドモントン1戦
  • グループE・・・モントリオール4戦、モンクトン1戦、オタワ1戦
  • グループF・・・モンクトン4戦、オタワ1戦、モントリオール1戦

ざっと見ると、EとFでは3都市が時差1時間以内に収まっており、移動時間も短くなります。他はすべて時差2時間ですが、組み合わせによって、チームによっては時差1時間で済むケースもあります。

  • グループAのカナダと対戦相手は最終戦が時差2時間のエドモントン⇒モントリオール移動だが、他の2チームは時差1時間のエドモントン⇒ウィニペグ移動。
  • グループBでは、オタワでの4戦の後、2チームはウィニペグ、2チームはモンクトンといずれも時差1時間。
  • グループCでは、バンクーバーでの4戦後、2チームが時差2時間のウィニペグで、2チームが時差1時間のエドモントンへ、それぞれ移動。
  • グループDでは、ウィニペグでの4戦後、2チームが時差1時間のエドモントン、2チームが時差2時間のバンクーバーへ、それぞれ移動。

どこのチームであれ、グループAで最終戦をカナダと戦うケースが最悪ですね。時差2時間、所要3時間の移動を強いられます。結構きついんですよね、この2時間という微妙な時差・・・

決勝トーナメントの使用会場

決勝最初のベスト16で8戦が行われます。ここから、決勝まで進んだ場合の移動をシュミレーションしてみましょう。

  • 決勝1組 グループA2位 対 グループC2位 @エドモントン
    以降の移動 ⇒ オタワ ⇒ モントリオール ⇒ バンクーバー
  • 決勝2組 グループD1位 対 3位4チームのいずれか @エドモントン
    以降の移動 ⇒ オタワ ⇒ モントリオール ⇒ バンクーバー
  • 決勝3組 グループB1位 対 3位チームのいずれか @オタワ
    以降の移動 ⇒ モントリオール ⇒ モントリオール ⇒ バンクーバー
  • 決勝4組 グループF1位 対 グループE2位 @モントリオール
    以降の移動 ⇒ モントリオール ⇒ モントリオール ⇒ バンクーバー
  • 決勝5組 グループE1位 対 グループD2位 @モンクトン
    以降の移動 ⇒ エドモントン ⇒ エドモントン ⇒ バンクーバー
  • 決勝6組 グループC1位 対 3位4チームのいずれか @バンクーバー
    以降の移動 ⇒ エドモントン ⇒ エドモントン ⇒ バンクーバー
  • 決勝7組 グループB2位 対 グループF2位 @オタワ
    以降の移動 ⇒ バンクーバー ⇒ エドモントン ⇒ バンクーバー
  • 決勝8組 グループA1位 対 3位4チームのいずれか @バンクーバー
    以降の移動 ⇒ バンクーバー ⇒ エドモントン ⇒ バンクーバー

最初のベスト16では全6会場を利用。準々決勝ではオタワ、モントリオール、エドモントン、バンクーバー。準決勝がモントリオールとエドモントンで、決勝がバンクーバーです。三位決定戦はエドモントン。

日程に比較的余裕があるとはいえ準々決勝への移動を考えると、ベスト16で5組目のモンクトン⇒エドモントン、7組目のオタワ⇒バンクーバー移動、そして準決勝1組目のモントリオール⇒バンクーバーが時差3時間、所要4時間半のパターン。これらは移動が長く、時差も大きいので、コンディションをキープする上でも避けたいところ。

逆にベスト16の6組、8組だと、エドモントン、バンクーバーの時差1時間、所要1時間半。決勝戦がバンクーバーであることを考えても、バンクーバーに長く滞在できて、スタジアムに慣れたほうがかなり有利そうですね。

グループステージから決勝トーナメントまで見てみると

最初にグループCに入れば、バンクーバーで4戦でき、うまくいけば、移動もエドモントンだけで済みます。そして1位通過すれば、決勝6組になり、これもバンクーバーとエドモントンだけの移動。移動時間と時差を考えると、これがベストのシナリオですし、対戦チームの3位チームのいずれかなので、実力的にもやはりワンランク落ちると思われます。

逆にAだとホームのカナダがいるので、これは不利。1位で突破できれば、決勝8組なので、後の行程はラクですが、2位突破だと3時間時差を2回超えないといけないので、大変です。

以上、時差と所要時間で考える組み合わせのシュミレーションでした。

カナダの女子サッカーは、ロンドン五輪で銅メダルを取り、女子サッカーへの期待値は非常に高くなってます。そして、今回のW杯ではホームの大声援をバックにしますので、モチベーションは非常に高く、開催期間中はかなりの盛り上がりが期待されます。まだ2年ありますが、今から楽しみです。

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