イエローナイフのオーロラ観賞に自力で行くと料金は安くなる? 2015-16年版


レベル4や5などのオーロラなら市街地でも見えますが、やはりオーロラ観賞は郊外に行かないとよく見えません。 (C) Xander – Northern Lights at Yellowknife, NWT, Canada

毎年アップしている「オーロラ観賞地として知られるイエローナイフに自力で行ったら、どうなるのか?」というお題ですが、情報をアップして、2015年~16年シーズンとしてまとめてみます。

※投稿内容は執筆時の情報に基づいています。

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パッケージツアーを比較対象として

「イエローナイフ オーロラ ツアー」で検索してみると、多数のパッケージツアーがヒットします。毎年比較対象にH.I.S.のツアーを使っていたので、今年は違うものを使ってみようといくつか確認してみましたが、一般的に知られている旅行会社のツアーの中、燃油込みで安いのはやっぱりH.I.S.でした。

ということで、今年も以下のツアーを比較対象にします。

オーロラ観賞ツアー3回&防寒具付 冬カナダ・イエローナイフ5日間 ディスカバリー・インに滞在(ツアーコード:TC-CYZ0266-DISC1)

パッケージツアーは2名からの催行で毎日出発のものが多いのですが、このツアーは毎日出発ではなく、かなり限られています。その出発日の中から最低料金に該当する2月5日、27日、29日出発の174,000円を比較対象にします。

料金には燃油サーチャージは込みになっていますが、諸税は含まれていません。乗り継ぎパターンにより請求額が異なりますが、バンクーバーとカルガリーを経由する最も高いパターンを想定します。内訳は以下の通り。

  • 成田国際空港施設使用料大人:2,090円(子供:1,050円)
  • 成田空港旅客保安サービス料:520円(子供同額)
  • 航空保安料:2,140円(子供同額)
  • バンクーバー空港施設使用料(帰国日国際線出発分):1,580円(子供同額)
  • バンクーバー空港施設使用料(到着日国内線出発分):850円(子供同額)
  • カルガリー空港施設使用料(国内線出発分。到着日・出発日の計2回):1,740円x2=3,480円

よって、諸税の合計額は10,660円。旅行代金総額は184,660円です。
パッケージツアーでは早期申込特別割引が設定されていることがあり、このツアーでは設定がありません。基本料金を極限まで下げて、料金をわかりやすく見せる努力のあとが見られます。

また、オーロラが見えなかった場合のキャッシュバックという仕組みが以前あったのですが、これもなくなりました。やはり、設定に無理があったのでしょうか。

航空券の料金を見てみると

成田~イエローナイフの料金をエアカナダ公式サイトで見てみると、最低料金区分のタンゴ料金で往復118,180円でした。格安航空券を探せば、もっと安いものがあるかもしれませんが、このエアカナダのタンゴ料金を前提にして、比較対象をしてみます。

このフライトですが、行きがカルガリーとエドモントン、帰りがエドモントン、バンクーバー経由のフライトで、サーチャージ、諸税など全込み料金です。ちなみにフライトスケジュールは以下の通りです。

■往路
成田 16:10 (エアカナダ10便) カルガリー 09:45(同日)
カルガリー 12:30 (エアカナダ8142便) エドモントン 13:26
エドモントン 19:55 (エアカナダ8225便) イエローナイフ 22:06

■復路
イエローナイフ 06:30 (エアカナダ8226便) エドモントン 08:28
エドモントン 09:55 (エアカナダ239便) バンクーバー 10:38
バンクーバー 13:50 (エアカナダ3便) 成田 16:40(翌日)

ツアーで行っても、同じようなフライトになると思います。というのもの、カルガリー、バンクーバーいずれに到着しても、エドモントン19:55発のイエローナイフ行きにしか乗り継ぐことができず、必ずどこかで長い待ち時間が発生します。上の行程の場合、エドモントンで6時間以上の待ち時間があります。自分でフライトを確保する場合、この待ち時間をカルガリー、エドモントン、バンクーバーのいずれで過ごすか選ぶことができますが、ツアーの場合、どこで長い待ち時間を過ごすかは日程表をもらうまで分かりません。

ちなみにバンクーバーなら、空港から車で10分ほどの場所にアウトレットモールができたので、時間を潰すには最適です。カルガリー、エドモントンともに、空港のそばに時間を潰すことができる場所はありません。

また、バンクーバーに長期滞在するので、バンクーバーまでの航空券だけを押さえておき、イエローナイフまでの航空券は現地で購入と考えておられる方もいらっしゃるようですが、成田~バンクーバー~イエローナイフの往復航空券を購入し、バンクーバーでストップオーバーにする航空券の方が、通常安くなるので、日本から通しの航空券を買うほうがおススメです。

さて、ツアー料金から航空券代金を引くと、残り66,480円になりました。これで現地滞在費用を賄えるでしょうか?

タクシーは呼ばないと来ない?イエローナイフ空港からダウンタウンまでの移動

空港はバスターミナル並みの大きさ。カナダの地方空港はほとんどこんな感じです。(C) CambridgeBayWeather – The front of Yellowknife Airport from left to right.

イエローナイフ空港は非常に小さく、市バスなどの公共交通機関はありません。移動はタクシーが主な手段になりますが、エクスプローラー、デイズイン、イエローナイフインの各ホテルは無料シャトルバスがあります。

今回対象にしているツアーで使用するディスカバリーインにはシャトルがありません。なので、タクシーの利用となります。料金は片道$15.00程度。これに$2.00程度のチップを計算に入れておきましょう。空港にはタクシーがいないこともあります。空港内にタクシー会社への直通電話があるので、それで呼ぶことになります。ご注意を。

ディスカバリーインは本当に安いのか?

ホテル比較サイトHotelcombine.comで調べたところ、3泊で1室$420.00(税5%込)あたりが最安値。ツアー料金は2名1室料金が基本なので、この料金を2で割った$210.00を目安にしたいと思いますが、他のホテルを見てみると、カテゴリーがワンランク上のイエローナイフインが3泊で$455.00(税込み)で確保可能。この程度の料金差なら、無料シャトルバスの恩恵で往復のタクシー料金と相殺できるので、イエローナイフインの確保が正解と言えるでしょう。

よって、タクシー料金を計算に入れず、イエローナイフインの3泊の半分(2名1室と考えるので)、$227.50をホテル代金として計算に入れます。

オーロラツアーはいくら?

以前の記事でも書いたのですが、自力でオーロラを見に行くのは限りなく不可能です。町中では明かりが多過ぎて見づらいですし、郊外に行くにはレンタカーなどの足が必要。ただ、零下30度以下になろうという土地で、自分で車を運転して人気のない郊外に行くのはあまりに危険です。よって、ここはオーロラツアーを利用するしかありません。

パッケージツアーで使用されているのがオーロラビレッジという現地催行会社。この会社のオーロラツアーは1回$120.00。3回行くと$360.00です。パッケージツアーでは防寒具5点セットが付いているのですが、これが自力で行くと付けられません。じつはこれが最大の問題でして、極北の地ではスキーウェアなど、通常の防寒具ではまったく歯が立ちません。しかし、無いものは計算に入れられないので、ここはオーロラツアーだけを計算に入れます。(防寒具を入れたい場合の方法は後述)

合計すると・・・

為替レートとして、1円 = 0.0109505975 カナダドル を使用します。1円単位は四捨五入します。

航空券     118,180円
ホテル     20,780円 ($227.50)
オーロラツアー 32,880円 ($360.00)
合計      171,840円

この比較を過去何年かしましたが、ツアーが初めて自力で行く料金を下回りました!

実質的な為替レートはここまで良くないと思いますので、ツアー料金の安さがさらに際立ちます。

防寒具を付けるなら現地売りのパッケージツアーを利用するのもひとつの方法

さて、極北の地では防寒具が問題ということですが、防寒具が欲しいなら、航空券をご自身で用意し、現地部分だけのパッケージツアーを使うと方法がおススメです。上のオーロラツアーでも紹介したオーロラビレッジ社がパッケージを販売しています。

オーロラビレッジ モーテル宿泊プラン(ディスカバリークラス宿泊) $651.00(税込み)

上記パッケージツアーを使うと、日本からのパッケージツアーと同様に現地係員が空港からの送迎をしてくれるので、安心です。ただ、航空券とこのパッケージツアーの総額がさらに高くなってしまうので、わざわざこれを選ぶ理由も見当たりません。

自分で航空券を手配した場合のメリットは、現地での行程を自分で確定させることができることです。パッケージツアーでは、国際線までは指定されていても、現地到着の国内線フライトまで指定できることはほとんどありません。国内線によって、到着時間に最大10時間の差が出ます。実際に上で紹介したH.I.S.のツアーでも、行程表の中でイエローナイフの到着時間が14:00~24:00と10時間の開きがあります。これは国内線の利用フライトによって、相当の差がでるということを示しますが、どこの空港でどれだけ待つかは、旅行日程表をもらうまで分かりません。日程表は出発2週間前くらいにならないともらえません。

そんなわけで、自分で航空券を押さえるということは、現地での到着出発時間、現地で実際に使える時間など、旅行としてはごく基本的なことを明確にする方法です。

とはいえ、パッケージツアーの料金の方が安いわけで、出発日が合致し、予算重視で行くなら、H.I.S.のパッケージツアーを選ぶのが充当でしょう。

自力で行く場合の、デメリット

最後にそれでも自分で手配して行くという方に、知っておいて欲しいのが、トラブル発生時の解決法です。

イエローナイフへは最低でも1回の乗り継ぎがあります。乗り継ぎでトラブルが発生すると自力で解決せねばなりません。パッケージツアーで行くと、ツアーの種類にもよりますが、現地旅行会社のサポートが受けられるものがあります。実際、いつもいつもトラブルの場に係員が来てくれるわけではありませんが、日本語でかけられるフリーダイヤルのサポートがあり、その場に応じたアドバイスが受けられると思います。また、ホテルのキャンセルやツアー内容の変更など、トラブルが発生した後も、出来る限り、元のツアーに近い状態への旅程変更を行ってくれます。(もちろんオーロラ観賞の回数は1回減るし、帰国日が延ばせるわけではありませんが)

こうしたサポートがあるのも、日本でパッケージツアーを購入するメリットのひとつです。

以上、オーロラツアーの選ぶ際、お役に立てれば、幸いです。


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