高野山日帰り旅行記

ずっと行きたいと思っていた高野山に行ってきました。高野山の見どころや行程については、他のサイトでもたくさん紹介されていますが、自分なりの感想などを交えて、今回の日帰り旅行をご紹介したいと思います。

※投稿内容は執筆時の情報に基づいています。

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なんば駅から出発

なんば駅

高野山に行くなら、なんばから南海電車に乗るのが定番。土曜日に出かけたこともあり、混雑も予想されたので、朝早く出発しました。

なんば 07:12(南海電鉄/急行)08:03 橋本

なんば駅で乗車前に、高野山・世界遺産きっぷ(2,860円)を購入します。

なんば駅指定券売り場で世界遺産きっぷを購入

このきっぷは2日間有効ですが、日帰り旅行でも簡単に元が取れます。ちなみに私のルートで通常運賃を支払うと以下の通り。

なんば駅〜高野山駅 南海電車+ケーブルカー 往復 2,520円
高野山〜奥の院口 バス片道 330円
奥の院前〜千手院橋(東) バス片道 220円
大門〜高野山駅 バス片道 380円
合計 3,450円

電車+ケーブルカーの往復と、高野山〜奥の院前のバス運賃だけで、きっぷとほぼおなじコストなので、高野山に行くなら、必須の切符と言えるでしょう。もちろん、このきっぷは2日間有効なので、1泊2日旅行にも使えます。

南海電鉄 高野山世界遺産きっぷ

高野山・世界遺産きっぷには往路特急券付き、3,400円のきっぷもあります。ただ、できれば、観光で疲れた復路に特急を使いたいもの。実際に往路の需要が低いので、需要喚起の意味を込めて、往路特急券付きを販売しているのでしょうが、少しニーズとずれている感が否めません。

私は橋本から観光列車の天空に乗る予定でしたので、元々特急券付きを買う予定はなく、通常の急行で橋本に向かいます。

急行で橋本へ

ごく普通のロングシートの通勤車両に揺られること約1時間。高野山の入り口である橋本駅に到着しました。

橋本駅から天空に乗って高野山へ

天空の車両が停車中

橋本 08:30(南海電鉄/天空51号)09:09 極楽橋 09:14(南海電鉄/ケーブルカー)09:19 高野山

橋本駅のホーム先端に天空の乗車券引き換えブースがあるので、そちらに向かい、チケットをピックアップします。

天空は電話での予約のみで、オンラインでの予約は不可。また、私が電話した限り、外国語に対応している風ではなかったので、今どき珍しく、外国人観光客の姿は皆無でした。英語対応のオンラインサイトを作れば、インバウンドの集客につながるのでしょうが、国内のお客さんだけで十分成り立っているのかもしれません。実際、私が乗車した天空1号はほぼ満席。後発の天空3号は予約時ですでに満席でした。

さて、天空の車両がホームに入線しましたので、早速乗車します。天空は橋本から極楽橋までの山岳区間のみを走る観光列車ですが、4両編成のうち、橋本寄りの2両は通常車両で、乗車券のみで乗車可能です。一応天空の名前で呼ばれていますが、この通常車両部分は通常の列車と考えて良いでしょう。実際の天空は極楽橋寄りの2両で、こちらが天空専用車両として全席指定になっています。

天空専用車両は谷側に面した座席が2列で配置されており、谷から遠い方の列はやや段差を付けて、眺望を確保しています。

全席谷側に面した座席配置

また、車両の一部は窓のないオープンデッキになっており、座席指定車両の乗客であれば、自由に出入りできます。

橋本から極楽橋までの区間は急勾配と急カーブの連続で、まさに山岳鉄道。車輪とレールの軋む音がものすごいです。

極楽橋に到着。

この駅は事実上乗り換えのためだけに存在しており、駅の周囲には何もありません。ここでケーブルカーに乗り換え、5分ほどで高野山駅に到着。

高野山に着いたものの、この駅の周囲にもお土産物屋さん兼食堂が1軒ある以外、何もありません。ここからバスに乗って、高野山の中心部へ向かいます。

霧に煙る高野山駅

高野山駅から奥の院燈籠堂へ

高野山での足は南海りんかんバス

高野山 09:25(南海りんかんバス)09:40 奥の院口(徒歩45分)奥の院、弘法大師御廟・燈籠堂

高野山駅では、ケーブルカーの到着に合わせてバスが出発するようなスケジュールが組まれており、駅員さんやバスの運転手さんがバスに誘導してくれます。よほど混み合っていない限り、スムーズにバスに乗ることができます。

奥の院へは、奥の院口でバスを降りて2kmほど歩くパターンと、奥の院前でバスを降りて1km弱歩くパターンがありますが、奥の院口で降りて、参道を歩いて燈籠堂へ向かい、奥の院前からバスに乗るのがおススメです。

奥の院口の参道の入り口

参道沿いには名だたる大名や武将、各界の著名人の墓碑があり、その数は日本の有名人をすべて網羅しているのではないかと思うほど。

上杉謙信の霊廟。工事中でした。

そして石田三成の墓所

高野山自体は観光地として知られていますが、奥の院口から燈籠堂へ至るまで、参道沿いにお店は皆無。俗世間から離れた厳粛な雰囲気の中、ゆっくりと燈籠堂へ歩いていくことができます。この参道を歩いていくという過程が、燈籠堂へお詣りするのに必要な時間だと思います。

さて、燈籠堂へ道のりですが、一本道なので、迷うこともありません。距離は2kmほどなので、真っすぐ行けば30分くらいかと思いますが、私はところどころ寄り道したので、小1時間かかりました。

さて、いよいよ弘法大師御廟である燈籠堂へ。手前に流れる玉川を越えた向こう側は、脱帽し、写真撮影も一切禁止です。

玉川にかかる橋。ここで一礼してから橋を渡ります。

燈籠堂に足を踏み入れると、人生でこれまで味わったことのないほどの厳粛さ。身も心も引き締まる思いでした。

高野山に来て、まだ一つ目のポイントですが、この奥の院に高野山の魅力が集約されていると思いました。特に、京都や奈良の寺社仏閣にはない、独特の雰囲気は欧米人観光客に支持されるのでしょう。

奥の院燈籠堂から千手院橋へ

奥の院前までの参道は奥の院口からの参道に比べ、開けています。森の中を歩く、奥の院前から参道は雰囲気が異なります。

燈籠堂(徒歩20分)奥の院前 11:20(南海りんかんバス)11:26 千手院橋(東)

燈籠堂を拝観した後、最寄りの奥の院前バス停からバスに乗ります。ただ、奥の院前という名前とは裏腹に、バス停は燈籠堂のすぐ前にあるわけではありません。灯籠から見て、奥の院口から来た道より左寄りになりますが、途中までは同じ道です。英霊殿のところで、左折すれば、大丈夫です。

英霊殿にて。10月初旬に訪問しましたが、少し紅葉が始まっていました。

以下のリンクの地図をご覧いただければ、大体の位置関係がお分かりいただけると思います。

和歌山観光連盟 高野山マップ

奥の院前バス停から、参道入り口近辺

奥の院口とは異なり、奥の院前にはお店がありますので、お土産を買ったり、食事をすることもできます。ただ、高野山の中心地である千手院橋までバスで10分とかからない距離なので、買い物や食事に関しては、そちらのほうが選択肢が多くあります。

千手院橋で気軽に精進料理

中央食堂さんぼうの外観

千手院橋にて、ランチにします。高野山と言えば、精進料理が定番。そんな中、地元の人にすすめられたお店が「中央食堂 さんぼう」さんです。千手院橋の交差点から高野山駅方向にすぐのところにある、小さな、まさに「食堂」といった感じのお店です。

精進料理と聞くと敷居が高い感じがしますが、この店なら気軽に立ち寄れます。お値段も1,500円以下と観光地としては良心的。

メニュー
私が注文した盛り豆腐精進あんかけ。

味は地元の方の推薦に違わず、美味しくいただけました。

真言宗総本山、金剛峯寺へ

主殿

千手院橋 12:30(徒歩5分)12:35 金剛峯寺

金剛峯寺、正門

昼食後、訪れたのが、高野山真言宗並びに全国真言宗の総本山である金剛峯寺。千手院橋からは歩いて5分の距離です。歴史的に貴重な襖絵や、きれいな石庭が見られます。

襖絵は撮影不可なので、石庭だけ

また、新別殿と呼ばれる大広間では、こちらではお茶とお菓子を供されますので、少し休んでいくことができます。

お茶と菓子
新別殿

また、弘法大師様や真言宗などについての法話を拝聴することもできます。今回聞かせていただいて法話では、堅苦しくなく、わかりやすくお話してくださいました。また、奥の院、金剛峯寺、そして壇上伽藍の3箇所を訪れて、高野山に来た、と言えるでしょうとのご説明でしたので、今回の私もコースも定番と言えます。

というわけで、次は行くべき3つのポイントの最後、壇上伽藍へ向かいます。

高野山のシンボルがある壇上伽藍へ

壇上伽藍のみならず、高野山で一番有名な建物、根本大塔

金剛峯寺 13:25(徒歩5分)13:30 壇上伽藍

高野山の写真によく使われている赤い塔。これが根本大塔で、壇上伽藍の中にある数々の建物の一つです。この根本大塔に入る場合、拝観料が必要です。壇上伽藍には他にも重要文化財に指定されているような建物がたくさんあります。

西塔
中門

六角経堂は握り手を持って一周りすると、一切経を読通した功徳を得られるそうです。

ご利益がありますようにと、念じながら、皆さん回っています。

松は普通二葉の松の葉が、ここ三鈷の松では三葉の松があり、これを持っているとお金が貯まるとか。でも、一生懸命探さなくても、その辺にたくさん落ちていたりします。

さて、壇上伽藍を見た後、まだ時間があったので、霊宝館に行くか、大門に行くか迷いましたが、大門をチョイス。

歩いて、大門へ

壇上伽藍 14:05(徒歩25分)14:30 大門

のんびり歩いたので、25分かかりましたが、20分くらいで行けます。

大門に到着

大門は高野山の正門で、金剛力士像がにらみをきかせています。

帰途へ

大門 15:01(南海りんかんバス)15:20 高野山 15:38(南海電鉄/ケーブルカー)15:43 極楽橋 15:52(天空4号)16:34 橋本 16:45(急行)17:37 難波

大門を見た後、バスに乗って、そのまま帰途につきました。

帰りは特急こうやに乗ろうかと思いましたが、時間が合わず、行きと同じ天空と急行のパターンでなんばに戻ります。

向こう側は停車中の特急こうや。先発の天空→急行の方がなんばに先着しました。

ただ、天空は行きとは異なり、一般のロングシート車なので、普通の通勤電車と何ら変わりありません。

橋本で急行に乗り換えて、なんばへ。

旅を終えて

奥の院、金剛峯寺、壇上伽藍、そして大門を追加しましたが、回り方はこれで良かったと思います。

金剛峯寺での法話にもあったように、奥の院、金剛峯寺、壇上伽藍が高野山の外せないポイントです。この中で一番インパクトがあるのは奥の院なので、なんとなく一番最後に回したいような気もしますが、参道を歩くと結構疲れますし、高野山駅から見ると一番遠くのポイントなので、やはり奥の院を最初に見たほうがスムーズに回れると思います。

また、金剛峯寺と壇上伽藍は高野山の中心街である千手院橋に近いので、この2箇所を最後にお土産を買う場合にも、都合が良いでしょう。

大門は少し離れた場所にあるので、時間があれば、見に行っても良いと思います。ただ、メインは奥の院、金剛峯寺、そして壇上伽藍です。そして、買い物の時間が欲しいのであれば、それも考慮してください。

高野山はものすごく良かったです!行ったことのない方は、ぜひどうぞ!

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