<1月26日付け 改訂>
日本のエアカナダのサイトにて、羽田~バンクーバー線の就航無期延期が正式に発表となりました。詳しくはエアカナダのこちらのページにてご確認ください。
就航が延期になった背景、その代わりに増便される成田~カルガリー便などについては、改めて新規記事にて考察してみたいと思います。
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<1月22日付け 改訂>
日本のエアカナダのサイトから羽田~バンクーバー線に関する情報がほぼ削除されました。まるで、そんなものは最初から無かった・・・といった感じで、特に 羽田線就航中止といった案内もありません。正式なリリースはありませんし、ウェブ上での発表があるのかどうかすらも定かではありませんが、これで羽田線が 運航されないことはほぼ間違いないと思われます。
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<1月13日付け 改訂>
羽田~バンクーバー線が無期限延期になるという情報が入りました。まだ、エアカナダのサイトでは通常通り予約可能な状態で、正式な発表もありません。情報 が入りましたら、改めて発表しますが、購入を検討されている方は少しお待ちになることをおススメします。
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当初の予定では1月29日から就航予定だった新規羽田~バンクーバー線。基本情報はオールアバウトにて記事にまとめていますので、ご参照ください。
やはり、というか、予想通りというか、就航開始が3月5日に延期されました。しかし、冬のカナダはオーロラがメインで、昔ほどウィスラーやロッキーのスキーも人気を集めていない、という実情を感じると仕方ないですね・・・
さて、その羽田線ですが、羽田深夜出発/バンクーバー夕刻到着、バンクーバー夜出発/羽田深夜到着、という発着パターンで運航されます。実際に利用した場合、どのようなスケジュールになるのかをシュミレーションしてみました。
往路 羽田出発
00:30という出発時刻ですが、これはデメリットも見当たらず、おおむね歓迎されると思います。首都圏であれば、金曜の仕事を終えても時間的に余裕たっぷり。羽田という立地も移動時間で大きなメリットになります。その他の地区からの出発でも羽田便で到着しての乗り換え時間は十分。
往路 バンクーバー到着
3月12日まで 16:25到着
3月13日以降 17:25到着
3月13日以降は夏時間が採用されるため、到着時間が1時間遅くなります。実際に利用するのは3月13日以降がほとんどでしょうから、17:25到着としてシュミレーションします。因みに到着日は羽田出発の前日となります。
例)金曜仕事を終えて羽田へ。土曜日00:30発でバンクーバーへ。バンクーバーには金曜日の17:25に到着。
着後、バンクーバー滞在なら、入国税関で1時間30分と見ても、19時には空港出発。20時にはダウンタウンに到着できるでしょう。ホテル到着後、夕食を取ると考えると、少々遅い気もします。また、機内であまり寝られないという人なら、着後、起きていなくてはいけない時間が短いので、時差ぼけにならずに済むのはメリット。逆に飛行機で爆睡してしまうような人は、以外と寝ることができない、または、深夜に目覚めてしまう・・・というケースも考えられるでしょう。
次に乗り継いだ場合ですが、これは結構厳しいですね。エアカナダの羽田線就航記念サイトによると・・・
AC8079 バンクーバー発19:00/ビクトリア着19:24
AC226 バンクーバー発19:30/カルガリー着21:49
AC8449 バンクーバー発2245/ホワイトホース着0105
ビクトリアの場合、到着後、機内預けの荷物を受け取り、空港を出るのに30分。ダウンタウン移動に30分として、大体20:30予定。バンクーバーに比べ、それほど大きな差はありません。
カルガリーの場合ですが、同様に荷物受け取り時間に30分。この後、移動するわけですが、ほとんどの方がロッキーに滞在すると考えられます。そうすると、バンフに滞在と考えても、移動にプラス1時間30分は必要。ホテル到着時間は深夜0時前後。レイクルイーズであれば、さらに45分余分にかかります。このように考えると、ロッキーに行く場合、羽田出発便の利用は結構きついですね。バンフ到着翌日はフリーになっているようなプランがおススメです。コロンビア大氷原観光に行くと、朝6時起床になるので、観光中ふらふらになりそうですね。
ホワイトホースの場合、到着がものすごく遅くなりますが、元々便数が少なく、このチョイスしかないので、バンクーバーでの待ち時間が少なくなるメリットとなります。
これ以外の主な地区では、乗り継ぎができないか、相当遅くなってしまいます。因みに、トロントの場合、乗り継ぎができない以前に、直行便があるので、それを利用したほうが時間が有効に使えますね。
バンクーバー出発
火曜、木曜、土曜が20:00、それ以外の日は20:30出発。
バンクーバーに滞在している場合、空港到着が2時間前、移動に1時間として、合計3時間前にホテル出発となります。そうすると、ホテル出発は17時。混み具合によっては、さらに1時間くらい早くなることもあります。いずれにせよ夕刻まで時間が使えるので、最終日とは言え、バンクーバーを観光したり、買い物する時間は十分にあります。ただ、ホテルは遅いホテルでも12時チェックアウトなので、あまり買い物しすぎると、ロビーでスーツケースを開けて、詰め込み作業をしなくてはいけませんので、ご注意を。
他の地区からの出発だと、出発地によって、時間配分が異なりますが、いずれにせよ、かなり時間に余裕を持って過ごせることは間違いありません。ロッキーで滞在していても、午前中は自由に使えると思います。
羽田到着
バンクーバー火曜、木曜、土曜出発便が22:30、それ以外の日は23:00到着。
さて、最も懸念されるのが、この到着時間。この時間ではどこにも国内線の出発はありませんので、乗り継ぎの場合、羽田近辺で1泊です。これを避けるためには成田到着便の利用しか選択肢はありません。
この時間の羽田の入国がどの程度の混み具合なのか、まだはっきりしていないため、明確ではありませんが、入国、荷物受け取り、税関で1時間程度は見ておいたほうが良いでしょう。そうすると、空港を出ることができるのが、23:30~00:00。京浜急行は平日24時20分蒲田行き、土日祝 23時59分品川行きが、それぞれ最終。東京モノレールは23時50分浜松町行きが最終なので、いずれにしても、利用できないと考えておいたほうが良いでしょう。
そうすると、バス(京急バス)の利用になりますが、羽田出発を00:30以降に絞って見てみましょう。
羽田国際線ターミナル00:40>品川駅東口01:12 運賃1000円
羽田国際線ターミナル00:30>渋谷駅西口01:19>セルリアンタワー東急ホテル01:23>渋谷マークシティ01:26 運賃2000円
羽田国際線ターミナル00:30>蒲田駅00:50 運賃540円
これだけです。00:00以降と条件を緩めると、北千住や立川といったところまで行くバスがありますが、ちょっとリスキーですね。
このように羽田線の利用の場合、帰国してからの足を考えておく必要が十分にありますね。さすがに、帰国して羽田空港で夜を明かすというのは、ちょっと・・・