2018‐2019 イエローナイフに行くフライトスケジュールまとめ

イエローナイフ
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成田空港チェックインカウンター

今やカナダの代表的なツアーとなったオーロラ。その一番人気の場所であるイエローナイフは日本から最低2回の乗り継ぎを必要とします。この記事では、日本からの国際線、カナダ到着後の国内線の時刻表を整理し、どのくらいの時間がかかるのか? また、現地到着後や現地出発前のスケジュールについて考察したいと思います。

出発地は東京、到着地はバンクーバーのみ

成田と羽田発着便に加え、10月までは関空〜バンクーバー、成田〜カルガリー、中部〜バンクーバーと選択肢も多いのですが、カナダの観光シーズンは夏がメインなので、冬場は東京発着以外は運休になってしまいます。冬場のオーロラツアーの出発地は成田か羽田で、カナダで最初の目的地はバンクーバーの一択です。バンクーバーから国内線に乗り継いでイエローナイフに向かいます。

成田からはエアカナダと日本航空、そして、羽田からは全日空が運航しています。この最初の国際線でどのエアラインになるかで、カナダ到着後の国内線のスケジュールがかなり絞られます。

それでは、日本出発時のエアラインごとにご紹介していきましょう。

エアカナダ発着パターン

エアカナダのイエローナイフ行きの国内線は、このQ400シリーズが運用されている。(C) AIr Canada Express C-GGNY
by BriYYZ

大手旅行会社のパッケージツアーはほとんどがエアカナダ利用です。というのも、カナダ到着後の国内線の選択肢が多様なため、ツアーを組みやすいという側面があります。

往路、イエローナイフまでの行程パターン

成田から最初に乗るのはバンクーバー行きのエアカナダ4便。利用機材はボーイング787でエコノミークラスの座席配置は
3列(通路)3列(通路)3列
です。

エアカナダ(AC004)
成田発 19:00 → バンクーバー着 10:40
飛行時間:8時間40分

バンクーバー到着後のスケジュールですが、いくつかのパターンがあります。

ぜひ取りたい直行便パターン
エアカナダ(AC8833)
バンクーバー発 15:25 → イエローナイフ着 18:54
飛行時間:2時間29分(時差+1時間)

待ち時間が5時間ほどありますが、これ以上の乗り継ぎパターンはありません。イエローナイフに一番早く到着しますし、途中で乗り継ぎがないのは精神的にずいぶん楽です。

この後、もう一便直行便がありますが、出発時間が20:35と空港10時間待ちを強いられます。
エアカナダ(AC8841)
バンクーバー発 20:35 → イエローナイフ着 00:04
飛行時間:2時間29分(時差+1時間)

こちらの直行便はCR9という小型ジェットで運航されます。エコノミークラスの座席配置は
2列(通路)2列
です。

カルガリーまたはエドモントンでの乗り継ぎパターン
直行便がダメな場合に利用されるパターンですが、パッケージツアーの場合、「直行便になったらラッキー」ぐらいの気持ちでいたほうが良いと思います。大手旅行会社のパンフレットでは「バンクーバー乗り継ぎ、カナダ国内都市乗り継ぎ」と明記されており、2箇所(バンクーバーとカルガリー、またはバンクーバーとエドモントン)の経由になっても、お客様からお叱りを受けないように準備万端です。

乗り継ぎパターンの中で一番良いのは以下カルガリー経由です。

エアカナダ(AC214 → AC8223)
バンクーバー発 14:15 → カルガリー着 16:41/カルガリー発 17:15 → イエローナイフ着 19:52
飛行時間:1時間26分(時差+1時間)+ 待ち時間34分 + 2時間37分

このパターンだとイエローナイフのオーロラ鑑賞ツアーにもギリギリで間に合います。

これでもダメなら、以下のエドモントン経由になり、到着がかなり遅れます。オーロラ鑑賞ツアーは短縮バージョンになるでしょう。

エアカナダ(AC244 → AC8225)
バンクーバー発 16:20 → エドモントン着 18:52/エドモントン発 20:00 → イエローナイフ着 22:08
飛行時間:1時間32分(時差+1時間)+ 待ち時間1時間8分 + 2時間8分

機材はカルガリーまたはエドモントン行きがボーイング737でエコノミークラスのシートレイアウトは
3列(通路)3列
です。
カルガリーまたはエドモントンからイエローナイフへは約80人乗りのプロペラ機でシートレイアウトは
2列(通路)2列
です。

エアカナダ利用のカルガリーまたはエドモントン経由で、これ以降にフライトはありません。前述のバンクーバー20:35発のイエローナイフ行きが最後の選択肢ですが、イエローナイフ到着が0時を過ぎるので、到着日のオーロラ鑑賞ツアーはないものと考えてください。

復路、イエローナイフから成田までの行程パターン

オーロラツアーにはイエローナイフの前後にナイアガラ、ロッキー、バンクーバーなどを組み合わせたものがありますが、ここではイエローナイフから日本へ直接帰るパターンで考察します。

バンクーバーのみ経由のパターン

バンクーバーのみで経由し、成田行きに乗り込むパターンです。

エアカナダ(AC8834 → AC003)
イエローナイフ発 07:00 → 08:46 バンクーバー着/バンクーバー発 13:45 → 成田着 16:40(翌日)
飛行時間:2時間46分(時差−1時間)+ 待ち時間4時間59分 + 9時間55分

バンクーバーで5時間ほどの待ち時間がありますが、これがベストの乗り継ぎパターンです。

エドモントンとバンクーバー経由パターン

エドモントンとバンクーバーの2回乗り継ぎパターンです。

エアカナダ(AC8226 → AC239 → AC003)
イエローナイフ発 06:00 → 08:17 エドモントン着/エドモントン発 09:45 → 10:30 バンクーバー着/バンクーバー発 13:45 → 成田着 16:40(翌日)
飛行時間:2時間17分 + 待ち時間1時間28分 + 1時間45分(時差−1時間)+ 待ち時間3時間15分 + 9時間55分

カルガリー経由のパターンはなく、成田行きに乗り込むパターンは以上です。

日本航空発着パターン

日本航空とコードシェア提携をしているウェストジェット (C) WEST JET
by “Fast” Eddie Maloney

パッケージツアーでオーロラツアーに行く場合、日本航空利用のコースはあまり見られませんが、個人で航空券を購入して、自力でイエローナイフに行き、現地宿泊パッケージを申し込むのもひとつの方法です。(イエローナイフのオーロラ観賞に自力で行くと料金は安くなる? 2018−19の記事をご参照ください)

日系のエアラインを使いたいと思う方なら、パッケージツアーの利用を避け、自分で航空券を手配するのもひとつの手です。では、日系エアラインの一つ、日本航空で行く場合の乗り継ぎスケジュールを見てみましょう。

往路、イエローナイフまでの行程パターン

成田から最初に乗るのはバンクーバー行きの日本航空18便。利用機材はボーイング787でエコノミークラスの座席配置は
2列(通路)4列(通路)2列
です。
同じ機材を使うエアカナダとは、シートレイアウトが異なります。(エアカナダは3ー3ー3)このあたりもエアライン選択の際の決め手になるかもしれませんね。

日本航空(JL018)
成田発 18:40 → バンクーバー着 10:25
飛行時間:8時間45分

バンクーバー到着後のフライトスケジュールですが、様々なパターンが考えられます。まず、エアカナダを利用するケース。上記日本航空の成田出発便はエアカナダの成田出発便と同じようなスケジュールなので、バンクーバー到着後、同じスケジュールを当てはめることができます。ただし、この日本航空→エアカナダの利用パターンでは、エアカナダのみを利用するパターンに比べて、料金が安くなるケースはほとんどないと思います。喩えて言うなら、エアカナダのみ利用は東京から福岡へ直接移動する方法。日本航空とエアカナダ利用は東京から大阪、大阪から福岡のチケットを別切りするようものです。

ウェストジェット利用パターン

さて、日本航空を使った場合、エアカナダではなく、ウェストジェットを利用するケースも考えられます。ウェストジェットはカナダ最大のLCCフライト会社ですが、もはやLCCの枠で考えるのは大きくなり、カナダ第二の航空会社と言っても差し支えないと思います。さて、このウェストジェットは日本航空と提携しています。バンクーバーからカルガリーやエドモントンなどの主要都市などの主要都市へのフライトではコードシェア便もあります。ただ、この冬シーズンにイエローナイフへのコードシェア便はありませんので、やはり料金が高くなる傾向があります。

ウェストジェットを使った場合ですが、やはりカルガリーかエドモントンの経由が必要となります。

ウェストジェット(JL5800/WS122 → WS3197)
バンクーバー発 12:00 → 14:23 カルガリー着/カルガリー発 15:45 → イエローナイフ着 18:37
飛行時間:1時間23分 + 待ち時間1時間22分 + 2時間52分

ウェストジェット(JL5802/WS162 → WS3258)
バンクーバー発 12:00 → 14:30 エドモントン着/エドモントン発 20:15 → イエローナイフ着 22:38

使用機材はバンクーバーからカルガリーまたはエドモントンがボーイング737で、座席配置は3列+3列のオーソドックスなもの。カルガリーまたはエドモントンからイエローナイフへはプロペラ機で2列+2列の座席配置はエアカナダと同様です。

復路、イエローナイフから成田までの行程パターン

往路と同様に、カナダ国内線の部分だけエアカナダを利用するケースもあります。こちらは上記エアカナダ利用パターンをご参照ください。ここではウェストジェット利用のパターンを見てみましょう。

エドモントンとバンクーバー経由パターン

ウェストジェット利用では、イエローナイフからバンクーバーへの直行もありませんし、往路のようにカルガリー経由もありません。エドモントンとバンクーバーの2回乗り継ぎパターンの一択です。

エアカナダ(WS → AC239 → AC003)
イエローナイフ発 06:00 → 08:17 エドモントン着/エドモントン発 09:45 → 10:30 バンクーバー着/バンクーバー発 13:45 → 成田着 16:40(翌日)
飛行時間:2時間17分 + 待ち時間1時間28分 + 1時間45分(時差−1時間)+ 待ち時間3時間15分 + 9時間55分

カルガリー経由のパターンはなく、成田行きに乗り込むパターンは以上です。

YZFYEG
06:00 08:24 WS3259 DH8

YEGYVR
10:30 11:09

日本航空(JL017)
バンクーバー発 13:00 → 成田着 16:30(翌日)
飛行時間:10時間30分

全日空発着パターン

全日空のボーイング787 (C) All Nippon Airways B787-8.jpg – スカイライナー

エアカナダや日本航空と違い羽田発着です。また、同じような時間帯で運行するエアカナダ、日本航空と異なり、全日空は日本出発時間が遅いのが特徴です。

往路、イエローナイフまでの行程パターン

成田から最初に乗るのはバンクーバー行きの全日空1164便。利用機材はボーイング787でエコノミークラスの座席配置は
3列(通路)3列(通路)3列
です。これはエアカナダと同じ配列になります。

全日空(NH116)
羽田発 21:45 → バンクーバー着 13:35
飛行時間:8時間50分

バンクーバー到着後のスケジュールですが、全日空はエアカナダと同じスターアライアンスグループに属するので、カナダ国内線は基本的にエアカナダ利用のケースと同じパターンなります。

直行便パターン
エアカナダ(AC8833)
バンクーバー発 15:25 → イエローナイフ着 18:54
飛行時間:2時間29分(時差+1時間)

エアカナダ利用では待ち時間が5時間ほどありましたが、全日空利用では2時間少しの待ち時間なので、乗り継ぎが非常にスムーズです。

この後、もう20:35発でイエローナイフへの直行便があることに触れましたが、到着時間が遅い全日空でも7時間待ちなので、現実的に選択肢とはなりえないでしょう。

こちらの直行便はCR9という小型ジェットで運航されます。エコノミークラスの座席配置は
2列(通路)2列
です。

エドモントンでの乗り継ぎパターン

エアカナダ利用ではカルガリー経由のパターンがあり、オーロラ鑑賞ツアーにも間に合うようなイエローナイフ到着時間でしたが、全日空では間に合わないので、イエローナイフへの直行便が取れない場合、エドモントン経由の一択となります。

エアカナダ(AC244 → AC8225)
バンクーバー発 16:20 → エドモントン着 18:52/エドモントン発 20:00 → イエローナイフ着 22:08
飛行時間:1時間32分(時差+1時間)+ 待ち時間1時間8分 + 2時間8分

機材はカルガリーまたはエドモントン行きがボーイング737でエコノミークラスのシートレイアウトは
3列(通路)3列
です。
カルガリーまたはエドモントンからイエローナイフへは約80人乗りのプロペラ機でシートレイアウトは
2列(通路)2列
です。

到着時間がかなり遅くなりますので、到着日のオーロラ鑑賞ツアーは短縮バージョンになるでしょう。

これでもダメなら、前述のバンクーバー20:35発のイエローナイフ行きが最後の選択肢ですが、イエローナイフ到着が0時を過ぎるので、到着日のオーロラ鑑賞ツアーはないものと考えてください。

復路、イエローナイフから成田までの行程パターン

こちらもエアカナダ成田便利用のケースと同じ乗り継ぎパターンとなります。

バンクーバーのみ経由のパターン

バンクーバーのみで経由し、成田行きに乗り込むパターンです。

エアカナダ(AC8834 → NH115)
イエローナイフ発 07:00 → 08:46 バンクーバー着/バンクーバー発 15:05 → 羽田着 18:30(翌日)
飛行時間:2時間46分(時差−1時間)+ 待ち時間6時間19分 + 10時間25分

バンクーバー到着が遅い分、バンクーバー出発時間が遅くなりますので、バンクーバーでの待ち時間もかなり長くなります。

エドモントンとバンクーバー経由パターン

エドモントンとバンクーバーの2回乗り継ぎパターンです。

エアカナダ(AC8226 → AC239 → NH115)
イエローナイフ発 06:00 → 08:17 エドモントン着/エドモントン発 09:45 → 10:30 バンクーバー着/バンクーバー発 15:05 → 羽田着 18:30(翌日)
飛行時間:2時間17分 + 待ち時間4時間35分 + 1時間45分(時差−1時間)+ 待ち時間3時間15分 + 9時間55分

エドモントンからバンクーバーへはもう少し遅い便もありますが、結局待ち時間がバンクーバーになるか、エドモントンになるかの違いです。どうせ待つなら、空港の大きいバンクーバーのまだマシだと思います。

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