前回紹介したのは、ヒロの南隣の町であるケアウで借りた一軒家に到着したところまで。
ヒロとワイコロアビレッジに泊まるハワイ島旅行記 その3 コナからレインボーフォールズを経由し、ヒロへ
今回はケアウをベースに、キラウエア火山とアハラヌイ・ビーチパークへの日帰り観光をしました。当初、キラウエア火山観光は、自転車に乗ってオーシャンエントリーの近くまで行くことを考えていましたが、残念ながら旅行中は海への溶岩の流失はなく、溶岩の大地を見るにも、自転車で行ける場所から、さらに1時間の徒歩が必要との事前情報だったので、自転車は断念し、国立公園でのハイキングや溶岩チューブなどの観光に切り替えました。アハラヌイ・ビーチパークは火山観光の後に行きましたが、この投稿では火山観光についてご紹介します。
この記事を書き始めた後、私たちが泊まったケアウの南、レイアニエステートと呼ばれる住宅地で噴火が発生しました。これは火口からの流失ではなく、平地で地割れが発生し、そこから溶岩が流失するというもので、いわゆる火山の噴火とは全く様相を異にするものです。記事執筆時点では国立公園は閉鎖されていますが、状況は日々変化しておりますので、ハワイ国立公園公式サイトで状況をご確認ください。
キラウエアへの道のり
宿泊していたケアウからキラウエア火山を中心としたハワイ火山国立公園へのルートは以下の通り。
大体1時間ほどのドライブですが、道中、特にこれといった見どころはなく、淡々と11号線を進んでいきます。国立公園の手前にあるボルケーノの町もハイウェイからは見えず、いきなり国立公園への標識が出てくるので、そこを左折するとすぐに国立公園の料金所。料金所を越えると、すぐにキラウエア・ビジターセンターがあります。
キラウエア・ビジターセンター
まずはビジターセンターに立ち寄り、地図やパンフレットをもらい、情報収集します。
事前に綿密な計画を立てていなかったのですが、夕方にはアハラヌイに立ち寄りたいので、半日で回れるような、以下のルートに決めました。
- ビジターセンター → スチームベント
- スチームベント → ジャガーミュージアム
- ジャガーミュージアム → キラウエア・イキ・トレイル
- サーストン溶岩チューブ
スチームベントで火山活動を感じ、ジャガーミュージアムで溶岩を見て、イキ・トレイルでハイキングを楽しみ、パワースポットとも言われる、サーストン溶岩チューブにハイキングの途中に立ち寄ります。
約3時間を想定しましたが、大体それくらいで終わりました。
スチームベント
ビジターセンターから車を5分も走らせると、左手前方に水蒸気が立ち上っているのが見えるので、それがスチームベントだとすぐに分かります。
駐車場からトレイルがあり、他のベントの近くに行くこともできます。
ジャガー・ミュージアム
スチームベントからさらに5分ほど走らせたところにあるのが、ジャガーミュージアム。ラバ・レイクと呼ばれる火口では、噴き出る溶岩が多い日には、ジャガーミュージアムの展望台からは溶岩を肉眼で見ることができます。我々は運良く溶岩を見ることができました。
ジャガーミュージアムの先も、火口に沿ってクレーター・リム・ドライブという道が続いていますが、火山活動が活発だったため、ジャガーミュージアムから先は閉鎖されていました。思えば、この頃から火山活動は相当活発だったようです。
キラウエア・イキ・トレイルでのハイキング
ジャガーミュージアムから同じ道をビジターセンターまで戻り、そこから南へ進み、キラウェア・イキ・トレイルの駐車場へ向かいます。ここも移動距離は大したことはなく、15分くらいのドライブです。
キラウェア・イキ・トレイルは、実際にクレーターの中を歩くことができるトレイルです。距離は6kmくらいで、標高差は100mちょっと。クレーターの底に降りていくので、最初が下りで、最後が登りになります。あまりハードでないけれど、ハイキングをした!という満足感を得るには、ちょうどよいコースだと思います。私たちは大体2時間弱で1周しました。
トレイルは駐車場からどちらに向かっても、1周できますが、サーストン溶岩チューブを最後にするなら、北回り(駐車場からクレーターに向かって、右)。そうでなければ南回り(クレーターに向かって左手に進む)で良いと思います。
ぐるっと一周すると溶岩チューブの駐車場に出てきますので、組み合わせるのが効率的です。
このトレイルの詳細は国立公園の公式サイトで確認できます。
サーストン溶岩チューブ
溶岩が通った後のトンネルだそうですが、パワースポットトとしても知られているそうです。
私たちはイキ・トレイルの途中に立ち寄りましたが、ハイキングせず、直接溶岩チューブの駐車場からアクセスすることも、もちろん可能です。
というわけで、子連れなのでサクッと火山観光を終わり、アハラヌイ・ビーチパークという温泉を目指します。
続く