スコーミッシュの鉄道博物館に行ったら、思った以上に本格的でおもしろかった。

バンクーバー
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バンクーバーからクルマで1時間。ウィスラーへの途上にあるスコーミッシュに日帰りで行きました。そこで2つのアトラクションを楽しみましたが、その一つの鉄道博物館、「ウェスト・コースト・レイルウェイ・ヘリテイジ・パーク」が結構良かったのです。正直、場末にあるスクラップを集めたくらいの場所にしか思ってませんでした。ごめんなさい。

罪滅ぼしを兼ねて、いい意味で期待を裏切った、この博物館をご紹介したいと思います。

この博物館はスコーミッシュの北の外れにあります。

所々で看板が出ていますが、ちょっと場所が分かりづらいかも知れません。公共交通機関はないに等しいので、クルマでのアクセス必須です。

カナダ太平洋鉄道やBC鉄道の車両展示がスゴイ

カナダの大陸横断鉄道の一つだったカナダ太平洋鉄道のディーゼル機関車。現在カナダ太平洋鉄道は貨物専用で旅客列車は別会社による運行

駐車場にクルマを止めると、眼の前にカナダ太平洋鉄道のディーゼル機関車がドーンと展示。機関車の操縦室や機関部に入ることもできます。

機関車は大きいが操縦室はコンパクト
操縦室のすぐ後ろの機関室

客車も連結されていて、こちらも車内に入ることができます。車両の一部はアフタヌーンティーに利用されており、内装もゴージャスです。

こちらは一般的な普通車の客席

屋外には車掌車やら、ラッセル車やら、様々な車両が展示されています。中にはスクラップ同然のものもありますが、年季の入った車両はなかなか見ごたえがあります。

郵便車は車内の見学が可能。左隣は以前この地域を走っていたディーゼルカー。この車両の室内が見たかった。
郵便車の車内
北米ではカブースと呼ばれる緩急車(車掌車)
列車の運行距離が長いため、一通りの生活ができる設備がある緩急車の内部
緩急車中央部にある監視デッキ
年季の入ったラッセル車
ものすごく狭いラッセル車の内部

屋外には転車台があり、中に入ることもできますので、こちらも目の前で見ることができ、手に触れることができます。

扇形機関庫の中には、さらに良い車両が

転車台に隣接する扇形機関庫はこの博物館のメイン。庫内には屋外にあるものより圧倒的に保存状態の良い車両が展示されています。

屋外の転車台を経て搬入された車両の数々
紳士淑女のティータイムを演出したと思われるダイニングエリア
最後尾に連結されていたと思われる展望車のサルーン
寝台車の廊下
豪華な個室寝台

扇形機関庫の中でも特別な存在感を誇っているのがロイヤルハドソン号に使用されていた蒸気機関車。

ピカピカに磨き込まれています。

この車両は実際に運行可能な状態に保存されているようです。

子連れなら、ミニ鉄道乗車で〆ましょう

園内入り口の道路にはこの列車のための踏切があります。

園内を走るミニ鉄道。列車にまたがって座るタイプのもので、扇形機関庫のギフトショップでチケットを買い、乗車できます。料金は一人$3.00。大人・子供とも同じ料金です。

実際に乗ってみました〜

ミニ鉄道は園内を一周するわけではなく、正面向かって右奥に走っていき。奥で折り返して出発地点を通過。そして、今度は左奥へ向かい、折り返して、再び出発地点に戻ってきて、終わりです。所要時間は約20分。園内を見た後に乗ったら、見える風景はすでに見たものばかりなので、特筆すべきものはありませんが、小さなお子さんなら楽しいアトラクションです。

万人受けではないが、鉄道好きや子連れなら、一見の価値あり

ハイウェイのそばにあるわけでもないし、バンクーバーから1時間離れていて、しかもクルマでないと行けない。でも、とにかくいろいろな鉄道車両を見られるので、時間があれば、寄ってみても損はないと思いますよ。

最後になりましたが、入園料は大人が$20.00。子供と学生はタダです。

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