赤毛のアンを知らなくてもプリンスエドワード島を楽しめる5つの理由

プリンスエドワード島
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PEIは確かに超メルヘンチックな世界。でも、100%これ!というわけではない。(C) John Sylvester Photography

PEIは確かに超メルヘンチックな世界。でも、100%これ!というわけではない。(C) John Sylvester Photography

プリンスエドワード島と言えば、赤毛のアンの聖地とも言える場所。ファンにとっては、たまらない場所であることは間違いありません。ただ、どうもアンのイメージが強すぎて、ファンでない方が行って、何するの?というイメージが持たれがちです。

私は赤毛のアンについて、昔「カルピス名作劇場」でやってた、という予備知識のみでプリンスエドワード島へ行きましたが、永住の地にしても良い!と思えるほど、好きになりました。

今回は、赤毛のアンの島に行こうよ、と言われて、困っている男性、ならびに、赤毛のアンの島に行きたいけど、彼氏やご主人が嫌がっていて、何とか同意させたいと考えている女性にお送りする、プリンスエドワード島(以下、PEIと略します)を赤毛のアンの要素抜きで、絶賛する記事です。

その1 現地で見ないと分からない!心に染みる景色の美しさ

PEIは良いところですよー、と言われて、観光局の人に見せられたのが、この写真・・・

(C) Tourism PEI

(C) Tourism PEI

とか、

(C) Tourism PEI

(C) Tourism PEI

でした。

これを見ても、灯台? 畑? としか、感じることができず、何がいいのやら、さっぱり分かりませんでした。

実際現地に赴くと、この風景がとんでもなくきれいに見えるんですね。何が良いのかと言うと・・・

1. 赤土、緑、白い灯台、青い空、群青の海。これらの色のコントラストがスゴイ!
2. 日本とは全く異なる風景なのに、なにやら日本の古い良き田舎を髣髴させる、温かい風景。

PEIで見た大西洋の蒼さは忘れません。「青さ」ではなく「蒼さ」と表現したほうがぴったりと来る、少し憂いを帯びた色合いが印象的で、そこに立つ白い灯台が、さらにその蒼さを引き立てていました。そして、大西洋は日本からもっとも遠い海と思うのですが、その遠いという感覚が、いっそう情緒的な気分にさせてくれました。

そして、緑と赤土と青い空。見たことないはずなのに、どこかで見たような感覚に捉われました。それが心地よい雰囲気で、ボーっと見とれてしまいました。

全部、私の主観なので、この通りに見えるかどうかは、人それぞれだと思いますが、PEIの一つ一つの風景はほんとに美しいです。ナイアガラやロッキーのような分かりやすさがない分、分かりづらいのですが、この「そこはかとなく美しい」というのは、日本人の美的感覚に通ずるのではないかと、勝手に思う次第です。

その2 甲殻類とじゃがいもがハンパなくうまい!

(C) Tourism PEI

(C) Tourism PEI

何と言ってもロブスターと牡蠣!これ、食べないわけにはいかないです。(アレルギーの方、すいません!)

ロブスターと牡蠣という甲殻類界のスーパースターに隠れていますが、ムール貝のうまさも負けていません。白ワイン蒸しとか、めちゃくちゃうまいので、こちらもお忘れなく。残り汁だけで、いくらでもパンが食べられてしまいます。

そして、ジャガイモ。海産物のメンツに比べると、地味な存在ではありますが、これが料理には欠かせないアイテム。もちろん、島の特産なので、鮮度はバッチリ。

海と畑からの恵み。地産地消が島の生活そのものといっても過言ではありません。

あと、ネタ的に、ロブスターシーズン(夏)限定のマックロブスターも外せませんね。世界中でも、カナダ東海岸地区のみ限定のメニューです。
そういえば、現地からの情報ではサブウェイもロブスターサンドイッチを始めたとか・・・

その3 実は人気のゴルフリゾートである

風景、コースレイアウトのよさで知られるThe Links at Crowbush Cove (C) 2005 Clive Barber All rights reserved.

風景、コースレイアウトのよさで知られるThe Links at Crowbush Cove (C) 2005 Clive Barber All rights reserved.

アメリカ人観光客が非常に多いところなのですが、ゴルフが目的でやってくる方も多い所です。特にアメリカからは距離的にも近いこともあって、人気のゴルフリゾート。カナダ最小の州なのに、カナダのトップ100のゴルフコースのうち、10コースが島にあるほど。

ゴルフ好きなら、1日これで大満足。

その4 357kmのトレイルで、サイクリング&ウォーキング三昧

実はPEIの秋の美しさはメープル街道にも匹敵! (C) Tourism PEI

実はPEIの秋の美しさはメープル街道にも匹敵! (C) Tourism PEI

総延長357kmに及ぶコンフェデレーショントレイルは廃線跡を利用したもの。自転車はレンタル可能ですし、ウォーキングでのんびり歩くのも良し。アクティブ派にはもってこいのトレイルです。

秋に来ると、紅葉もきれいです。メープル街道よりも若干遅めがシーズンなので、同じく紅葉シーズン遅めのナイアガラと組み合わせると、行きたがらない相方を納得させやすくなるでしょう。

その5 クロマグロフィッシング

カナダではあらゆる場所で釣りができますが、クロマグロ釣りはPEIならでは。簡単にチャレンジできるものではありませんが・・・
詳しくはプリンスエドワード島 マグロ釣りの記事でどうぞ。

最後に

他にも、カヌー・カヤック、キャンプ、野鳥見学などもありますが、イマイチ、「PEIならでは!」という押しに欠けましたので割愛しました。

あと、アンの要素抜きに、と冒頭で申し上げましたが、アンに興味のない人でも、アンゆかりのポイントは見ておいて損はないと思います。「赤毛のアン」というから、なんだか少女的でメルヘンたっぷりの世界に思えますが、何と言ってもカナダの国定史跡。旅先で有名な作家の博物館があったので、入ってみよう、という感覚で行ってみると、違って見えるかもしれませんよ。

コメント

  1. honda より:

    突然のメールで失礼致します。本田隆二と申します。

    子供の頃からプリンスエドワード島に行きたくトロントまでやってきました。

    ですが次のハリファックスからプリンスエドワード島の観光が5月からが多く困っております。

    もしハリファックスの個人で観光案内される方がいらっしゃいましたら教えて戴けましたら幸いです。

    お手数ですがもしお時間ございましたらよろしくお願い致します。

    • Takeshi Shimomura / Blue Works より:

      本田様

      私が知る限り、ハリファックスで観光案内をするのはPEIセレクトツアーズという会社のみです。
      以下、ホームページのアドレスから問い合わせできますので、ご連絡されてみてはいかがでしょうか?
      http://www.peiselecttours.ca/

      管理人

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