成田~トロントの所要時間、直行便、バンクーバー経由、カルガリー経由で比較

ナイアガラ
成田~トロント直行便で利用されるボーイング777 (C) Air Canada 777 / BriYYZ
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成田~トロント直行便で利用されるボーイング777 (C) Air Canada 777 / BriYYZ

成田~トロント直行便で利用されるボーイング777。エコノミーの座席配列は3+3+3。 (C) Air Canada 777 / BriYYZ

トロントに限らず、どこに行くにしても、直行便があれば、それに乗るに越したことはありません。カナダの場合、夏、特に6月から9月は観光需要も多く、希望通りのフライトが取れないこともあります。そこで、今回はトロント便直行便と経由便での、現地到着時間の差、それによるデメリットを考察します。

※所要時間は6月以降のスケジュールを利用。使用機材やスケジュールは変更されることもあるので、ご利用の場合は、事前に航空会社のホームページなどでご確認ください。

スケジュールの比較

早速、3つのパターンでスケジュールを比較します。フライトはすべて成田発です。

トロント直行便バンクーバー経由カルガリー経由
AC002 成田17:50⇒トロント16:45
所要11時間55分
AC004 成田16:00⇒バンクーバー08:50
AC1166 バンクーバー10:30⇒18:01トロント
所要15時間1分
AC010 成田17:00⇒カルガリー11:40
AC128 カルガリー13:15⇒19:05トロント
所要15時間5分

ご覧の通り、経由した場合、カルガリーでもバンクーバーでも変わらず、直行便に比べ、3時間ほどのロスになります。ただし、バンクーバーの乗り継ぎは1時間40分ほどしかなく、あまり余裕がありません。バンクーバー空港はターミナルはひとつしかなく、空港内の移動はすべて徒歩で可能ですが、バンクーバー到着時、カナダの入国手続きが必要なので、結構時間がかかります。夏のピークシーズンには、入国手続きに長い行列ができていることもあるので、余裕を見て、1本後の国内線フライトの利用が安心です。この場合、30分後のフライトになるので、到着時間、所要時間ともに30分プラスとなります。

出発時間の比較

この点でも直行便が一番遅く、アドバンテージがあります。特に首都圏以外から出発される場合、国内線で成田または羽田にアクセスする必要があるので、バンクーバー便などは、利用したくとも、同日乗継ができない可能性がありますね。

首都圏から移動するにも、バンクーバー便の出発時間はかなり早め。東京駅からアクセスするにも、成田エクスプレスでもきっかり1時間かかるので、お昼には東京駅を出発しないといけません。首都圏全体で考えると、場所によっては、朝早くに出発しないといけないかもしれません。出発日にお仕事する余裕はなさそうなので、ご注意を。

バンクーバー線に利用されるエアバスA330は2+4+2の座席配列。(C) Aer Lingus Cabin View / Fly_4U

バンクーバー線に利用されるエアバスA330は2+4+2の座席配列。(C) Aer Lingus Cabin View / Fly_4U

到着時間の比較

時間だけを見れば、3時間ほどの差が着いていますが、バンクーバーとカルガリー経由便の場合、入国手続きが済んでおり、トロント空港からの出発もスムーズ。直行便の場合、トロント到着時に入国審査があるので、ここでロスタイムが発生します。実質的には、直行便と経由便の所要時間の差は2時間程度と考えるべきでしょう。

到着後の移動シュミレーション
直行便到着 16:45着⇒(入国審査、税関)⇒18:15~18:45空港出発
経由便到着 18:33着⇒(荷物受け取り)⇒19:30空港出発

直行便到着の場合、入国手続きの混み具合にも左右されるので、スムーズにいった場合とそうでない場合では、比較的差が出ます。

ところで、パッケージツアーに参加する場合、混乗の待ち時間というものも考慮しておかなくてはいけません。
参考リンク:パッケージツアーで記されている、混乗、混載サービスとは?

特に国内線(経由便利用の場合)で到着した場合、バンクーバーやカルガリーからのフライト到着時間が近く、自分よりも後のフライトのお客さんを待つ必要があるかもしれません。疲れた身体なので、早く目的地に到着したい気持ちはよく理解できるのですが、パッケージツアーでは、こうした混乗というシステムを利用しているツアーが大半なのが実情です。

ナイアガラへ移動する場合

ナイアガラへの玄関口としてトロント空港に到着される方も多いと思います。トロントからナイアガラまでは1時間半~2時間程度の所要時間となります。スムーズに行けば、1時間半で行くことのできる距離なのですが、カナダ最大の都市だけあって、途中渋滞が予想され、それによって、到着時間に差が出ます。

そうすると、直行便到着の場合、20:00~21:00の間、経由便で到着の場合、国内線フライトのスケジュールにもよりますが、どんなに早くても21:00。場合によっては22:00を過ぎるケースも考えられます。また、ここでも、パッケージツアーの場合、混乗により、ホテルをいくつか回るケースがあり、ナイアガラに着いているのに、自分のホテルには到着しないというケースもあります。これで10分から15分程度のロスが発生することも珍しくありません。

夕食はなし?

いずれの場合でも、夕食を食べに行くという時間でもありません。パッケージツアーでも、夕食は含んでいない、または軽食の弁当が着いている程度です。

滝のイルミネーションは見られるのか?

ナイアガラ観光局に詳しいスケジュールはありますが、5月以降であれば、午前0時まで点灯しているので、フライトに大幅な遅れがない限り、到着日に見ることができます。

花火は見られるのか?

2013年は5月17日~9月1日の金曜、日曜、祝祭日の22時スタートです。直行便到着であれば、間に合うでしょうが、経由便到着だと微妙です。それに、この花火は10分程度で終わってしまうものなので、22時にスタンバイできていないと、見るのは厳しいと思います。

帰りの便の比較

帰国便も比較してみましょう。

トロント直行便バンクーバー経由カルガリー経由
AC001 トロント14:00⇒成田15:55+1
所要11時間55分
AC153 トロント08:00⇒バンクーバー10:05
AC003 バンクーバー11:50⇒成田14:00+1
所要17時間分
AC119 トロント10:00⇒カルガリー12:15
AC009 カルガリー13:45⇒成田15:25+1
所要16時間25分

帰りは、ゆっくり出発できる国際線が圧倒的に便利です。特にナイアガラ出発でバンクーバー経由の場合、ナイアガラのホテルを遅くとも5時には出ないといけないので、かなり不利。ちなみに、カナダには出国手続きがないので、バンクーバーでもカルガリーでも、乗り換えはゲート移動のみと簡単です。乗り換えも1時間あれば、十分なほどです。

以上、直行便と経由便の比較でした。ご旅行のご参考になれば、幸いです。

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