バンクーバーからビクトリアへ移動する方法4選

ビクトリア
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夏は大賑わいのビクトリア・インナーハーバー

バンクーバーからビクトリアへは日帰り旅行も可能な距離ですが、ビクトリアは海を挟んだバンクーバー島にあるため、空路または海路での移動が必要です。また、空港や港への移動時間も考慮しなくてはいけません。移動方法は大きく分けて4つあります。

  1. スカイトレイン、市バスとフェリーの乗り継ぎ
  2. バスごとフェリーに乗る高速バス
  3. 水上飛行機
  4. 飛行機

一番安いのは1で、一番早いのは3です。それぞれの方法にメリットやデメリットがあります。以下、一つずつ解説します。

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最安値 スカイトレイン、市バスとフェリーの乗り継ぎ

スカイトレインの空港アクセスラインであるカナダライン。ブリッジポート駅へはこれでアクセス。

スカイトレインと市バスの乗り継ぎでフェリーターミナルへ行き、フェリーでバンクーバー島に渡った後、再び市バスでビクトリア市内へ向かう方法です。

料金

交通機関平日片道料金
(18:30まで)
平日片道料金
(18:30以降)
または土日祝祭日
1日券
トランスリンク
バンクーバーのバス
スカイトレイン
$5.75$3.00$10.50
BCフェリー$17.20$17.20なし
BCトランジット
ビクトリアのバス
$2.50$2.50$5.00
片道総額料金$25.45$22.70

バンクーバーのバスとスカイトレインは平日夕刻のラッシュアワーまではゾーン料金は適用されるため割高になりますが、それ以外はゾーン料金外となるので、安くなります。

バンクーバーのバスとスカイトレインを運行するトランスリンクにはCompass CardというICカード(Suicaみたいなもの)があり、これを使うとCompass Card料金が適用されるため運賃が割安になりますが、カード購入時に$6.00のデポジットが徴収され、カード返却と返金が面倒なので、余程の長期滞在でない限り、ICカード利用はおススメしません。

ビクトリアのバスのBCトランジットとBCフェリーは一律料金です。

トランスリンクとBCトランジットには1日券があります。トランスリンクは平日18:30以前の出発なら往復料金よりも割安になる上、いちいちチケットを買うよりも便利なので、購入すべき。1日券はスカイトレインの自動販売機で購入できます。BCトランジットは曜日に関係なく、往復料金と同額なので使ってみると良いです。1日券はバスドライバーから購入できます。

所要時間と利用交通機関

ダウンタウン バンクーバー・シティ・センター駅
20分(スカイトレイン・カナダライン)
ブリッジポート駅 
30分(トランスリンク・バス 620系統)
ツワッセン・フェリーターミナル
1時間40分(BCフェリー)
スウォーツベイ
1時間10分(BCトランジット・バス 72系統)
ビクトリア ダウンタウン

乗り継ぎ時間込みで4時間30分から5時間が目安ですが、乗り継ぎの待ち時間や交通事情により前後します。乗り継ぎがバチッとはまり、最速のバスに乗ることができたら、4時間程度で移動も可能です。スウォーツベイからビクトリアのダウンタウンへは50分程度で移動できるエクスプレスバスもあるので、これに乗れたら、20分短縮できます。

乗り換え無しでの移動ができる高速バス、BCフェリー・コネクター

こちらもバスでの移動ですが、バンクーバーのバスターミナルとビクトリアのバスターミナルをダイレクトに結ぶ高速バスです。このバスを利用するとバスごとBCフェリーに乗り込むため、乗り換えなしでの移動ができます。

料金

基本はバンクーバーのバスターミナルからビクトリアのバスターミナルへの移動ですが、これで片道約$70です。

ビクトリアのバスターミナルはエンプレスホテルのすぐ横なので、着後すぐに行動開始できるロケーションですが、バンクーバーのバスターミナルはスカイトレインのメインストリート・サイエンスワールド駅が最寄り駅になります。スカイトレインの乗車に$3.00かかり、移動に10〜15分ほど要します。

バンクーバー、ビクトリアそれぞれダウンタウンのホテルでの乗降も可能な便があり、こちらを使うと片道$80〜$85になります。

所要時間

バンクーバーのバスターミナルからビクトリアのバスターミナルへの移動時間が概ね4時間30分です。それにバンクーバーのバスターミナルへの移動時間がプラスされます。

所要時間だけ見れば、上記スカイトレインやバスを利用するパターンとほとんど変わりません。それどころか、市バスの乗り継ぎのほうが速い可能性もあります。

ただ、乗り換えが無いことと、高速バスなので絶対座れますし、市バスよりも移動における居住性が高いことが利点としてあげられます。

料金は市バスとスカイトレインのパターンに比べ3倍ほどなので、コスパは圧倒的に市バスとスカイトレイン利用が勝ります。

ただ、大きな荷物を持っての移動となるとBCフェリー・コネクターの一択でしょう。乗り換えがないこともそうですが、大きな荷物はバスの荷物室に預けられることもメリットです。規定では22.5kg、スーツケース2個まで預けられます。スカイトレインと市バスでは細かな規定はありませんが、そもそもスーツケース2個持って、公共交通機関利用は現実的ではありません。

バンクーバーからビクトリアへの移動については、以下公式動画でなんとなくイメージできます。

ダウンタウンからダウンタウンへ最速移動、水上飛行機

湖の多いカナダでは、内陸でも水上飛行機はよく使われる交通機関

忙しいビジネスマンは水上飛行機の一択です。どちらも海に面した町であるバンクーバーとビクトリアなので、水上飛行機は町に面した港から飛び立ちます。

バンクーバーの乗り場はスカイトレインの駅があるウォーターフロントから徒歩10分ほどです。

ビクトリアでは町の中心のエンプレスホテルから徒歩5分ほどです。

そしてフライトの所要時間は35分なので、バスに比べて圧倒的なスピードを誇ります。ビジネスマンの日帰り出張に利用されるのも納得です。

料金

かなりバラつきがあり、最安値は約$110、最高値は$250を超えます。

水上飛行機は一番大きな機体でも収容20人程度で、座席はオールエコノミーです。その座席間隔は通常のフライトのエコノミーよりもさらに狭いです。

天井もものすごく低く、腰をかがめながら機内に入るほどなので、快適性はあまり期待しないでください。30分程度のフライトだから我慢できるというレベルです。

水上飛行機の機内。中は激狭。 (C)Tourism Vancouver/Coast Mountain Photography

したがって料金差は座席のレベルではなく、キャンセル時の手数料や機内預けの荷物の重量など付帯サービスによるものです。

一番安い料金だと預けられる荷物は10ポンド(約4.5kg)で、キャンセル及び変更不可という条件です。

所要時間

以下のようなスケジュールになります。

バンクーバー港、水上飛行機乗り場までの移動に10〜20分
(徒歩、バスまたはスカイトレイン)
*所要時間は滞在ホテルにより異なる。
*ビクトリアから到着した場合、ダウンタウンのいくつかのホテルへは無料シャトルがあります。
フライト出発時刻の25分前までにチェックイン
飛行時間35分
到着して降機し、エンプレスホテル(ダウンタウン中心地と考えて)までの移動に10分。

ざっくり言えば、だいたいトータル1時間半で移動できますので、バスを使う方法に比べれば、所要時間は半分以下です。

そして最安値で比較すれば、その差は$40程度ですので、大いに利用価値はあるでしょう。

バンクーバーからビクトリアへの飛行については、以下ハーバーエアの公式動画でなんとなくイメージできます。

通常のフライト

飛行時間は30分程度ですが、バンクーバー、ビクトリアともに空港がダウンタウンから30分ほど離れており、そこにチェックインの時間などを加味すると、トータルの所要時間が2時間を超えます。

料金

最低$100から最高$300以上とこちらもかなりバラつきがありますが、水上飛行機に比べて安いわけでもなく、空港までの移動にかかる費用として最低$20は加算する必要があります。

ただし、日本からのチケットに組み込んだ場合、割安になることもあり、トータルのコストで水上飛行機利用を下回る可能性もあります。

所要時間

冒頭にでも触れたようにバンクーバーのダウンタウンからビクトリアのダウンタウンへの移動と考えると、2時間以上かかるので水上飛行機に比べて優位性はありません。

また、バンクーバー、ビクトリア双方で空港へのアクセスが必要なので、その面でも水上飛行機に劣ります。勝るのは機内の快適性くらいですが、それも30分程度のフライトでは大きなメリットにはなりません。

まとめ

移動方法料金所要時間乗り換え
公共交通機関$22.70〜$25.454時間半〜5時間3回
BCフェリー・コネクター約$704時間半なし
水上飛行機$110〜$2501時間半なし※
飛行機$100〜$3002時間〜2時間半2回
水上飛行機の場合、ホテルによってはバンクーバー港へ行くためにバスやスカイトレインに乗る必要あり。

このように水上飛行機の利便性が抜きん出ています。

BCフェリー・コネクターもよく使われる移動方法で、荷物があって少しでも安く行きたいなら、こちらをチョイス。

スカイトレインやバスを使う公共交通機関の方法は極力安く行きたい学生さんがよく使う方法です。乗り換えと言っても難しいものではなく、荷物がなければ検討の余地ありです。

ご自身にあった移動方法で楽しいビクトリア旅行を!

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