2015-16年シーズン イエローナイフに行くフライト乗り継ぎパターンのまとめ

イエローナイフ
イエローナイフ線に使用される機材、Q400 (DHC-8-Q400)。写真は全日空のものですが、エアカナダでも同じ機材を利用。
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オーロラは冬のイメージがあるけれど、実際は夏でも見られます。 (C) Xander - Northern Lights at Yellowknife, NWT, Canada

オーロラは冬のイメージがあるけれど、実際は夏でも見られます。 (C) Xander – Northern Lights at Yellowknife, NWT, Canada

毎年アップしている記事ですので、今シーズンのパターンもご紹介したいと思います。
*フライトスケジュールや利用機材の変更が行わることもあります。ご利用前に各航空会社の公式サイトなどで、最新の情報をご確認ください。

まずは直行便でカルガリーかバンクーバーへ

カナダでは3月13日に夏時間への変更があるため、発着時間が1時間ずれます。()内に記している時間が3月13日以降の発着時間です。

カルガリー発着便

成田発カルガリー行き エアカナダ週3本(水・金・日)
AC10 16:10 > 09:45(10:45)

カルガリー発成田行き エアカナダ週3本(火・木・土)
AC09 11:40(12:40) > 14:40+1

バンクーバー発着便

成田発バンクーバー行き エアカナダ・日本航空(ともに毎日運航)
AC04 19:00 > 10:40(11:40)
JL18 18:35 > 10:35(11:35)

バンクーバー発成田行き エアカナダ・日本航空(ともに毎日運航)
AC03 13:50(14:50) > 16:40
JL17 13:10(14:10) > 16:30+1

羽田発バンクーバー行き 全日空(毎日運航)
NH116 21:45 > 13:45(14:45)

バンクーバー発羽田行き 全日空(毎日運航)
NH115 15:05(16:05) > 18:35+1

イエローナイフへの国内線がエアカナダなので、成田~バンクーバーで日本航空を利用すると航空会社が変わり、一括料金にならないため、エアカナダを通しで買った方が安くなることがほとんどです。

全日空もエアカナダと同じスターアライアンスグループなので、通しのチケット購入が可能ですが、バンクーバー到着が遅く、乗り継ぎが限られるのが難点です。

国際線で日本航空を使い、カナダ国内線のLCCであるウェストジェットを使う方法もありますが、バンクーバーで同日乗継ができず、日本から直接イエローナイフに行く場合、バンクーバーで1泊を強いられるため、あまり現実的ではありません。詳しいスケジュールは後述します。

この後、国内線に乗り換え、イエローナイフを目指すわけですが、カルガリーからはイエローナイフへの直行便があり、成田~カルガリーの利用がベスト。運航曜日に出発日を合わせて申し込むのも手ですが、パッケージツアーの場合、申し込み段階ではフライトまで確約してもらえないと思います。どうしてもカルガリー直行便が良いなら、自分で航空券だけを手配して、現地宿泊パッケージを申し込むのもひとつの方法です。(イエローナイフのオーロラ観賞に自力で行くと料金は安くなる?の記事をご参照ください)

イエローナイフ行きのフライト一覧で、現地到着時刻を確認

主要都市の位置関係と所要時間はこんな感じです。(C) Blue Works

まずはエアカナダです。パッケージツアーに参加すると、十中八九エアカナダの国内線利用で決まりです。

カルガリー発イエローナイフ行き
AC8233 11:10 > 13:51
AC8223 16:50 > 19:31

成田~カルガリー直行便に乗って、AC8233に乗り継ぐのがベストですが、乗り継ぎ時間は1時間25分。かなりきつい乗り継ぎ時間ですが、不可能ではありません。航空会社は各空港での乗り継ぎパターン(国際線到着⇒国内線出発など)によって、最低乗り継ぎ時間(MCT=Minimum Connection Time)というものを設定しており、下記エアカナダのサイトよると、カルガリー空港での国際線到着から国内線出発のMCTは60分です。

エアカナダ公式サイトでのMCT説明ページ(英語)

航空会社はこのMCTを下まわる乗り継ぎ時間では予約させてくれませんので、この乗り継ぎでも予約は可能です。ただ、日本からのフライトが遅れた場合や入国審査が混み合っている場合など、乗り継ぐことができない可能性もあるので、要注意。

乗り継ぎ時間がかなりリスキーなので、パッケージツアーではまず利用されない乗り継ぎパターンです。パッケージツアーの場合、16:50発のフライトになるケースが大半でしょう。

そして、使用機材が小型であることも留意すべき点です。

イエローナイフ線に使用される機材、Q400 (DHC-8-Q400)。写真は全日空のものですが、エアカナダでも同じ機材を利用。

イエローナイフ線に使用される機材、Q400 (DHC-8-Q400)。写真は全日空のものですが、エアカナダでも同じ機材を利用。

イエローナイフ線に利用されるのは、このCRJ100シリーズか、プロペラ機のDH4シリーズです、座席数は前者が50席、後者が74席しかなく、かなり競争率が高そうなフライトです。取れないことも多々あるでしょう。そうなると16:20発のAC8223まで待つか、さらにエドモントンに移動して、そこからイエローナイフにアクセスすることになります。

エドモントン発イエローナイフ行き
AC8225 19:55 > 22:04

カルガリーとエドモントンの間はビジネス路線として、1時間に1本程度の割合で運行されていますので、この区間のフライトについては問題無いでしょう。所要時間も30分程度です。

また、バンクーバー経由の場合、バンクーバーでの乗り継ぎ、カルガリーまでの移動時間(1時間25分+時差1時間)を考えると、最初から16:10発のAC8223が第一候補となります。

このように、成田~カルガリー直行便を利用し、最低乗り継ぎ時間で移動した場合、イエローナイフには14:00ごろに到着しますが、バンクーバー経由の場合、最も早くても19:31着。現地到着時間で5時間弱の開きが出ます。

フライト乗り継ぎパターン想定
成田 16:10 > 09:45 カルガリー 11:10 > 13:51 イエローナイフ
成田 19:00 > 10:40 バンクーバー 12:00 > 14:27 カルガリー 16:50 > 19:31 イエローナイフ
羽田 21:45 > 13:45 バンクーバー 15:10 > 17:44 エドモントン 19:55 > 22:04 イエローナイフ

パッケージツアーを利用すると、フライトが確定するのは最終日程表をもらった時点であることが一般的です。フライトひとつで現地で過ごす時間が大きく異なるので、イエローナイフに到着する時間を確定させたい場合、パッケージツアーではなく、航空券だけを確保し、現地パッケージなどを利用する方法がおススメです。

さて、年末年始などの繁忙期では、エアカナダの国内線が取れないケースが出てきます。そこで利用されるのがノースウェスト準州をテリトリーとするファーストエアとカナディアンノースです。この2社のスケジュールも見てみましょう。まずはファーストエアから。

機体はボーイング737。100席前後あるので、エアカナダより大型。(C) Alasdair McLellan

機体はボーイング737。100席前後あるので、エアカナダより大型。(C) Alasdair McLellan

エドモントン発イエローナイフ行き
7F953/7F955 07:30 > 09:15(土曜以外運航)
7F951 06:00 > 07:45(水曜のみ運航)
7F957 15:00 > 16:45(月・火曜のみ運航)

事実上利用できるのは15:00発の7F957便のみです。

そして、もう一社のカナディアンノース。

こちらもボーイング737で運行されるカナディアンノース (C) markyeg

こちらもボーイング737で運行されるカナディアンノース (C) markyeg

カナディアンノース エドモントン発イエローナイフ行き
5T444 07:45 > 09:29(毎日運航)
5T446 08:15 > 09:54(金曜のみ運航)
5T422 17:50 > 19:33(日曜のみ運航)
5T422 19:50 > 21:33(水曜のみ運航)

夜の便のみ、利用するケースがありそうです。

ちなみにパッケージツアーで、カナディアンノースやファーストエアの利用は、エアカナダが取れない時がほとんど。これを使うとツアーによっては旅行会社も赤字になるはずなので、よほどのことがない限り、パッケージツアーで使用されることはありません。

ウェストジェットの機材はほぼ100%がボーイング737.(C) WEST JET by "Fast" Eddie Maloney

ウェストジェットの機材はほぼ100%がボーイング737.(C) WEST JET
by “Fast” Eddie Maloney

そして、もう一社。カナダの元祖LCCであるウェストジェット、バンクーバー発イエローナイフ行きです。

WS108 07:45 > 10:16(エドモントン)11:05 > 12:53

ご覧のように、エアカナダ、日本航空ともに、成田からのフライト到着以前に出発しているので、同日乗り継ぎは不可です。また、このフライトはエドモントンに立ち寄るため、トロント、カルガリーなどからエドモントンでの乗り継ぎも可能です。ウェストジェットはカルガリーからイエローナイフへの直行便もあります。

WS607 21:50 > 00:01

が、到着日はオーロラ観賞ツアーに参加することもできないスケジュールなので、これは事実上利用できません。

イエローナイフからの出発フライト一覧で、現地出発時刻を推定

まずはエアカナダです。
イエローナイフ発カルガリー行き
AC8226 06:00 > 08:01 エドモントン > 09:25
AC8234 14:25 > 16:52
AC8224 20:05 > 22:32

同日で日本に帰国する場合、カルガリー便にせよバンクーバー便にせよ、朝イチのフライトの一択です。イエローナイフの空港は町からクルマで5分ほどですが、それでもかなり早起きが必要。加えて前夜はオーロラ観賞をしていて、ホテル戻りは深夜1時でしょうから、寝る時間は数時間と考えたほうが良いでしょう。機内で睡眠時間を取り戻しましょう。

バンクーバーに立ち寄る場合でも、午後のフライトだとバンクーバー到着が夜になるので、やっぱり朝イチのフライトしかありませんが、早朝フライトはエドモントン経由なので、ここで乗り換えるとバンクーバーに早く到着できます。

さて、ここでもファーストエアやカナディアンノースを利用するケースがあるかもしれないので、スケジュールをチェックしてみましょう。

ファーストエア イエローナイフ発エドモントン行き
7F952 12:00 > 13:41(水曜のみ運航)
7F954 17:15 > 18:56(水曜のみ運航)
7F954 17:45 > 19:26(月・金曜運航)
7F958 18:30 > 20:11(木曜のみ運航)
7F956 20:35 > 22:20(火・日曜運航)
7F958 21:15 > 22:56(月・火曜運航)

カナディアンノース イエローナイフ発エドモントン行き
5T445 16:00 > 17:40(月・金曜運航)
5T445 17:10 > 18:50(火・水・木・日曜運航)
5T447 17:35 > 19:15(金曜のみ運航)
5T445 17:45 > 19:25(土曜のみ運航)
5T451 18:35 > 20:15(水曜のみ運航)
5T439 20:40 > 22:15(木曜のみ運航)

ファーストエアは昼以降のフライトのみなので、あまり利用価値はありません。
カナディアンノースも同様に夕刻から夜のフライトのみ。利用することはほとんどないと思います。

そして、最後にウェストジェットのスケジュールです。

ウェストジェット イエローナイフ発バンクーバー行き
WS109 13:35 > 15:15(エドモントン)16:00 > 16:39

ウェストジェット イエローナイフ発カルガリー行き
WS606 06:00 > 08:00

バンクーバー行きは同日乗り継ぎ不可ですが、カルガリー行きなら、カルガリー・バンクーバー双方の国際線に乗り継ぐことができるので、利用するケースがあるかもしれません。

以上、イエローナイフ発着フライトのまとめでした。
一番良い乗り継ぎパターンを使って、現地での滞在を思いっきり楽しんでください!

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