コロンビア大氷原観光、オプショナルツアーの選び方。カナディアンロッキーのコロンビア大氷原に自力で行けるのか?

カナディアンロッキー
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カナディアンロッキーには欠かせないのがコロンビア大氷原の1日観光。バンフを出発(行程によっては、レイクルイーズ出発の場合もあり)し、レイクルイーズやペイトーレイクなどの途上の湖を巡りながら、コロンビア大氷原で雪上車に乗って氷河上を歩くという定番中の定番観光。カナディアンロッキーに初めて来られる、ほぼ100%の方が参加されると思います。

今回のお題は、この観光にバンフやレイクルイーズから自力で行けるかどうか?というものです ・・・が、

先に結論を言ってしまうと、レンタカーなど自分で足が用意できない限り、不可能です。これでは話が終わってしまうので、現地の交通事情などがどのようになっているのか?ツアーで行くのであれば、どのように選べば良いのか?レンタカーで行く場合の注意事項は?その辺りをテーマに掘り下げてみたいと思います。

現地の公共交通機関、路線バス事情

Greyhound Canada 1053
北米最大のバス会社グレイハウンドはちょっとだけ使える (C) Greyhound Canada 1053 / hamster!

自力で行くとなると、真っ先に考えるのが公共交通機関ですが、バンフからレイクルイーズまではカナダの大陸横断道路である国道1号線を進むため、カルガリー~バンクーバー間を結ぶ長距離バス(グレイハウンド=Greyhound)が利用可能。ただ、レイクルイーズといっても、湖は国道から4kmほど入ったところにあり、しかも標高差は300mほどあります。レイクルイーズのバス停からは普通に歩くという感覚では難しいですね。

そして、さらに大変なのがレイクルイーズから先。ここからはジャスパーまで続く230kmほどの州道93号線なります。この道路が通称「アイスフィールド・パークウェイ」と呼ばれており、数多くの湖や氷河が見られる世界有数の観光道路として知られているわけですが、この道路を走る路線バスが、1日たったの1往復。

カルガリー空港 11:30 -> 13:15 バンフ 14:00 -> 
レイクルイーズ 15:00 -> コロンビア大氷原 17:20 -> 
18:45 ジャスパー

ジャスパー 13:15 -> コロンビア大氷原 14:40 -> 
レイクルイーズ 16:45 -> 18:00 バンフ 19:00 -> 
20:45 カルガリー空港

上記のように、カルガリー空港とジャスパーを結ぶ路線バスなのですが、スケジュール的に日帰りが不可。コロンビア大氷原の他のポイントにも停車しませんし、観光目的で使うには無理があります。現地では、これ以外に路線バスと呼べるものはないので、レンタカー以外の自力アクセスは不可というわけです。念のため、このバスはロッキー最大手のバス会社ブリュースターが運行しています。スケジュールなどの詳細はこちら

では、ツアーで行くにしても、英語のツアーだと安くなるのか?

結論から言えば、なりません。

こちらも最大手のブリュースターが英語の定期観光ツアーを催行しています。ツアー料金は、コロンビア大氷原の雪上車による氷河観光ツアーを含め、税込みで$162.70。こちらの料金には昼食は含まれません。

この料金ですが、以下の日本語ツアーと比べても、全く安くありません。安くしたいがために英語ツアー・・・という選択肢はありません。

では、日本語ツアーをどうやって選ぼうか?

選択方法としては・・・

旅行代理店を通しての申し込み
自分で現地催行会社へのオンライン申し込み

の2つに大別されると思います。

まず、旅行代理店を通して申し込み方には、すでにパッケージツアーをその代理店で申し込まれている方がほとんどですよね。支払いや一定レベルが期待できる安心感が最大のメリットだと思います。ただし、旅行代理店というのは手数料が収入源。現地価格よりも高めに設定されていることがほとんどなので、自分で申し込むよりは高くなります。

オンライン申し込みの最大のメリットは料金の安さ。価格重視なら、大手旅行会社経由で申し込むよりも、現地の会社に直接申し込む方が確実に安くなります。全く名前も知らない会社に申し込むのはハードルが高いかもしれませんが、そこはオンライン申し込みをする以上、越えなければいけないものだと思います。(もっとも、そんな変な会社はカナダでは聞いたことがありませんが)

「ロッキー オプショナルツアー」あたりで検索してみれば、色々と趣向を凝らした会社が見つかります。大手旅行会社とは異なり、画一化されたサービスではない、という点も現地催行会社へ直接申し込みをするメリットではないでしょうか。

こうした現地催行会社では、料金にばらつきがありますが、雪上車観光なしで$100前後が相場。雪上車をプラスすると$45~$50の追加となります。昼食は含んでいたり、含んでいなかったりと、ここもばらつきがあります。いずれにせよ、上記英語ツアーよりも安いことは間違いありません。

また、この昼食ですが、ツアーによっては、特別なメニューを用意して、そこを「ウリ」にしていることもあります。普通に「昼食付き」と表現されている場合、十中八九、コロンビア大氷原雪上車観光の出発場所にあるレストラン、もしくは途中にあるクロッシングというドライブインになり、どちらもバイキングです。昼食付きでなければ、予め自分でサンドイッチなどを用意することもできますし、その部分でコストカットも可能ですね。

そして、大手旅行会社のツアーだと大型バスでの観光になることが多いのですが、現地催行会社だと、大型バンを利用しての観光になることがほとんど。バスとバンの比較は、「バスとバン、観光向きなのはどっち?徹底比較!」をご参照ください。

最後に、オンラインで現地催行会社を申し込まれる最、ツアー内容とともに、所属されているガイドさんのプロフィールにも目を通してみてください。カナディアンロッキーの観光はガイドさんの腕次第で、ものすごく印象が変わります。実際に会ってみないと分からないとは思いますが、ひとつの目安にはなると思いますよ。

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