冬のカナダの一番人気はイエロナーフのオーロラツアー。どこ会社のツアーを選べば良いかと、お悩みの方。結論から言えば、どこでも大して変わりません。なぜかといえば、現地でオーロラを案内する会社が実質2社しかないから。
なので、旅行会社社員時代に企画作成をやっていたので、どうやって差別化するか、悩みのタネでした。
この記事では、どこで行っても大して変わらない理由、そして、「じゃあ、どうやって選ぶんだ?」というポイントをご紹介します。
どこで行っても一緒なのはなぜか?
JTBやHISのような大手を始め、様々な旅行会社からパッケージツアーを発売されていますが、現地イエローナイフに到着してから、実際に案内する会社はほぼ2社に集約されています。
大手旅行会社はオーロラビレッジを使っているケースが大半です。
ほとんどのイエローナイフのツアーでは、「現地係員がご案内します」と書いてあって、日本から添乗員が同行しないツアーがほとんど。この現地係員はオーロラビレッジやベックスケネルのスタッフが、「○○旅行会社現地係員」として案内していて、イエローナイフ到着から出発まで、この会社のスタッフが担当します。だから、JTBとかHISとか、どこの旅行会社のツアーで行っても、結局オーロラビレッジの社員が案内するんだから、一緒っていうわけです。
となれば、価格で決めればよいということになりますが、価格以外にも気をつけるポイントはいくつかあります。
ホテルで選ぶ
これはオーロラツアーに限ったことではありませんが、多少ラインナップが異なることもあるので、どのクラスのホテルが良いか、検討してみてください。下記の4つのホテル利用のツアーが大半です。
- 安いモーテルクラス ー ディスカバリーイン
- 普通のホテル ー クオリティイン(旧イエローナイフイン)、デイズイン(旧シャトーノバ)
- イエローナイフで最高クラス ー エクスプローラー
エクスプローラーは英国王室の方が来られた時にも宿泊されたホテルで、イエローナイフでは一番のホテルですが、「イエローナイフでは」という前提のもとで、フォーシーズンズのような最高級ではありません。イエローナイフにそのようなホテルはありません。
クオリティインが市内のモール直結なので、ロケーションでは抜きん出ています。
安いツアーはディスカバリーインの独壇場ですが、ほんとにモーテルです。過度に期待しないように。
ホテルズコンバインドでは、エクスペディア、ブッキングドットコムなど大手ホテルサイトの料金を一括検索できます。
オーロラの回数で選ぶ
ホテル
3回ツアーに行ったら、観賞確率ほぼ100%と言われていますので、3回行くのが王道。ツアーによっては2回しか入ってないものもあります。ツアー2回の結果を踏まえて、現地で3回目のオーロラツアーを申し込むか否かという選択も可能です。1回120カナダドルなので、ツアーに含まれる回数と価格のバランスを見てください。
エアラインで選ぶ
といっても、選べるのは成田または羽田〜バンクーバー間だけで、この区間がJAL、ANA、エアカナダのどれを利用しているのか、また、どこれかわからないのか。それも選ぶ一つの理由になるかもしれません。
バンクーバーからイエローナイフへのフライトは、エアカナダかウェストジェットのどちらかに決まっているツアーがほとんどですが、便名とかイエローナイフへの到着時間が確定しているツアーは少数です。
オプションで選ぶ
最近では防寒具のレンタルが付いているものが大半ですが、一応チェックしてみてください。イエローナイフはめっちゃ寒いので、日本の防寒具では5分と外にいられません。命に関わる(本当に)ので、もし、付いていないツアーなら、現地で防寒具を借りましょう。
あと、屋外でも寒くないオーロラ観賞チェア(昔はオーロラこたつと呼ばれていた)とか、到着日の軽食とか、ホテルとオーロラ観賞ツアー以外の要素で、各社差別化を頑張ってます。
緊急時の対応で選ぶ
イエローナイフへのルートでは、バンクーバー、カルガリー、エドモントンといった場所での乗り継ぎがあります。こうした乗継地でフライトの遅れとかキャンセルがあった場合、どのように対応してくれるのかも選ぶポイントになり得ます。24時間対応の現地フリーダイヤルの番号があることは必須です。冬場の乗り継ぎですから、天候などによるフライトの遅れは十分にあり得ます。
というわけで、イエローナイフへのオーロラツアーを選ぶ目安になれば、幸いです。
で、最後におまけですが、自力で行きたいという方のための記事も用意しています。フライトやホテルを確定させたい!1円でも安く!という方向けです。
以上です。
おわり