英語で日本での鉄道旅行をテーマにしたブログをやってきて、そこそこPVを稼いでました。しかし、伸び悩みがありましたので、同じ内容でYoutubeをやってみることにしました。それが2019年12月のことです。
そして1年間やって、動画を100本以上アップロードして、これが結果です。
- 視聴回数 5.5万回
- 総再生時間 3760時間
- 登録者 775人
「とりあえず、動画100本上げてみろ」
とか
「やり続けろ」
とか、多くの成功された方がおっしゃってますが、現実は甘くありません。
しかし、コロナという外的要因はあったにせよ、1年経って、やっと自分の勘違いに気づきました。
私はまだまだ底辺ですから、私からのアドバイスは何もありません。
今回お話することは、これからYoutubeを始めようと思っている方に向けての悪しき例です。また、Youtube初心者の等身大の姿として見ていただければ、幸いです。
ブログとの同じやり方はダメ
ブログは記事で読者の悩みを解決できれば、ある程度の成功を収められると思います。
アフィリエイトにせよ、アドセンスで稼ぐにせよ、一つ一つの記事にアクセスが集まれば、サイト全体のPVに繋がりますし、アクセスが集まった記事を参考に、同じテーマで書けば、それなりの結果は得られると思います。（もちろん継続してやらないと結果は出ません！）
私はYoutubeでも同様の考え方で始めました。
例えば、駅の乗り換え動画です。私の対象は外国人観光客なので、東京駅での新幹線から山手線の乗り換え動画といった切り口で作れば、アクセスは集められると思いました。駅の乗り換えはブログで写真を使って説明するより、動画で見たほうが圧倒的にわかりやすいです。特に2020年は東京五輪が開催されるはずだったので、東京での公共交通機関の使い方に対する需要は多いだろうと予測。
この予測を元に、コロナが深刻になる直前の2020年2月中旬に日本に行き、10日間ほど動画を撮りまくってきました。
そして、動画を作成する頃には国境封鎖で私の市場、すなわちインバウンドは消滅しました。そして撮りだめてきた動画素材もネタ切れ。
ただ、仮にコロナがなかったとしても、このタイプの動画はアクセスは集められても、チャンネル登録には効果はなかったと。今は思えば、分かります。
想像してみてください。あなたがある駅の乗り換えルートを知りたくて、私の動画を見てくれたとしましょう。その後、あなたはどのような行動を取りますか？
「うん、これで乗り換え方法はわかったぞ」
これで終わりでしょう。
動画の最後におすすめ動画が出ても、それが他の駅の乗り換え動画だったら、多分見ないですよね。
あなたは「役に立った」と思って、チャンネル登録してくれる人かも知れません。ただ、それは期待薄です。仮にチャンネル登録してくれても、次の動画は見てくれないので、再生数は上がりません。
Youtubeには次の動画では何やるんだろう？という期待感がないと、チャンネル登録には繋がらないのだろうなと、今は考えています。
ブログからYoutubeへの転向を考えている方、一緒にしちゃダメです。別物と考えたほうが良いです。
動画だけど、「画」を「動」かしすぎちゃダメ
私はカメラはドシロートなので、これは私の単なる失敗談です。
昨年2月に日本に行って撮影した動画ですが、後から見ると使えないものだらけでした。
その理由はとにかく「絵」に落ち着きがない。キョロキョロしすぎ。
写真じゃなく「動画」だからと、必要以上に動き回りました。それが落ち着きがない絵になってしました。
これが旅動画にだけ言えることかもしれませんが、極端な話、写真を撮るみたいにカメラを動かさず、それを10秒間くらい写し続けてもいいくらいです。被写体は動かなくても、背景の音で十分に写真とは違ったものになります。
他の旅動画を見て、学びました。行く前に知っておきたかった……。
下調べは入念に
私は行く場所と撮影するものは決めていましたし、撮影対象については分かっているつもりでしたが、全然足りませんでした。特に旅動画を撮るなら、どこで何が見えるかを完全に把握しておかないと、撮り損ねてしまいます。
入念に下調べをして、スケジュールに余裕を持ち、動画の完成形まで頭に入れた上で撮影するべきかと思います。
私はこの準備が十分ではなく、スケジュールがタイトだったため、これも撮影しておけば良かったと思うものがたくさんあります。
特に旅動画は再び撮影に行くことが簡単ではないので、なおさらです。
とはいえ、1000人は行けると思う
登録者775人のうち、500人くらいはこの3ヶ月位で稼ぎました。
日本の鉄道旅行チャンネルなのに、自分がカナダ在住だから日本に行けず、旅の動画素材はとうの昔にネタ切れ。
そこからは、日本の鉄道ニュースやら、新幹線の歴史とか、そういうものをパワポと動画で作成してら、2000再生を超えるものが出てきました。
かなりコアな内容なんですが、世界中の鉄オタには響いたみたいです。
かなり限られた市場で勝負せざるを得ないのですが、国境が開くまでは、なんとかこれで凌いでいきます。
次に日本に行った時には、もう少しまともな動画が作れるようになると思います。
