2015年3月、日本に帰国した際、四国に行きました。元はといえば、四国の伊予西条に友人のお墓があって、せっかくだから墓参りしたいと思ったのがきっかけ。じゃあ、四国をぐるっと回るか、ということで、家族連れで四国を駆け足で一周しました。その旅行でのポイントをご紹介したいと思います。
旅行日程
1日目 大阪南港 → (オレンジフェリー) 船内泊
2日目 東予港 → 伊予西条 → 松山 → 宇和島 → 松丸 滑床渓谷泊
3日目 松丸 → 窪川 → 高知 高知泊
4日目 高知 → 土佐山田 → 龍河洞 → 土佐山田 → 大歩危 → 岡山 → 新大阪
夜行のオレンジフェリーは「船か電車の中で寝てみたい」という娘と私の興味で乗船。滑床渓谷には私が以前から泊まりたかった森の国ホテルがあり、そこに宿泊。そして、「ぐるぐる(鳴門の渦潮)より洞窟(龍河洞)がいい!」という娘の希望を盛り込んで、上の日程になりました。
今回の記事では四国への足となるオレンジフェリーをご紹介します。
大阪南港フェリーターミナル
私達は足がないので、公共交通機関での移動が基本。フェリーターミナルへはたまたま仕事が早く終わった弟が送ってくれたので、足の心配はありませんでしたが、元々ニュートラムで行く予定でした。ニュートラムのフェリーターミナル駅はフェリー乗り場に直結しています。
四国へのフェリーはいくつかありますが、このフェリーは南港を22時に出て、愛媛の東予港に6時に着くというスケジュール。しかも南港では20時から乗船可能で、東予港では7時まで船内にいられるため、子連れでも比較的余裕を持ったスケジュールで乗船できます。しかも瀬戸内海の穏やかな海を航行するので、揺れもほとんどなく、子連れで乗るのに最適な航路と言えます。
乗船し、船内ロビーへ
当日はかなり雨が降っていました。南港で車なしで乗船する場合、船とタラップが直結していないので、一旦外を歩きますが、ビニール傘が何本も用意されているので、自分の雨具を出さなくても、乗船口まで行くことができます。
船に入ると、エスカレーターがあり、これで3階乗客デッキへ。
ロビー、フロント、レストラン、売店があります。貴重品や大きな荷物はフロントで預かってくれます。
さらに4階客室階と5階展望デッキへの階段がありますが、四国へのフェリーとは思えないほど、きらびやかです。
大きな窓からは大阪港の夜景が望めるはずですが、あいにく当日はかなりの雨で何も見えず。
客室、個室と相部屋
自分の目で見た2等客室と1等客室をご紹介します。まず、2等客室ですが、いわゆる「ざこ寝」の部屋です。
プライバシーもありませんし、荷物も完全に自己管理。貴重品などはフロントに預けた方が良いですね。
私が泊まったのは奮発して1等でした。自分一人なら間違いなく2等にしたと思いますが、やはり奥さんと娘を連れているので、プライバシーの確保できる1等客室を貸し切りにしました。乗船してみると、1等客室にはかなり空きがあったので、貸し切りにしなくても貸し切りになったかもしれません。こればっかりは結果論なので、やむを得ませんが……。
2等寝台はみていませんが、1等客室のソファー部分のスペースに2段ベッドを追加したようなレイアウトと考えて良いと思います。
1等客室にはアメニティーセットが付いていますが、内容はタオル1枚、歯ブラシ1本、くし1本。バスタオルはなく、タオルも1枚だけなので、体を洗うのに使ってしまうと、入浴後に体を拭くタオルがありません。浴場や売店でも売っていますが、船内での入浴を考えているなら、小型のバスタオルを持って行くことをおススメします。
レストランと浴場
フェリーの中なので、それほどレベルの高いものを求められません。大衆食堂の食事と考えれば良いと思います。ただ、内容だけでなく、お値段も大衆食堂より若干高いくらいなので、コスパはそれほど悪くありません。
私たちが食べたカツ丼、釜揚げちりめん丼。ともに670円。
浴場内はさすがに写真に収められませんでしたが、小型の銭湯といったレベル。
風呂に入って、あとは就寝です。
20時に乗船したので、22時の出港の際には、寝る準備が整っていました。
東予港到着後のシャトルバス
今治や新居浜など、近隣都市へのシャトルバスがあります。私達は最も近い場所にある壬生川駅までのシャトルを利用。しかも船は6時に到着後、7時まで滞船することができ、壬生川駅へのバスも7時出発のものがありました。
バスは事前申込制なので、乗船手続きの際に申し込み、整理券をもらっておきます。船内放送でも整理券配布のお知らせがありましたので、船内でも申し込みは可能みたいですが、繁忙期には座席がなくなっているかもしれないので、乗船手続きの際に申し込んでおくのが得策かと思います。