カナダ東部地方の玄関口と言えば、トロント。ナイアガラへの玄関口としても利用されるカナダ最大の空港で、正式名称はレスター・B・ピアソン国際空港。地元出身の元首相の名前が取られていますが、北米では多いですね、政治家の名前が付いた空港。カナダではモントリオール空港もそうです。
では、今回の記事では、このトロント空港からトロントのダウンタウン、そしてナイアガラへのアクセスを紹介します。
ユニオン・ピアソン・エクスプレス
2015年6月8日に開業予定の列車。空港第一ターミナルからダウンタウンの中心ユニオン駅まで25分で結びます。
料金は片道27.50カナダドル、往復53カナダドル。タクシーの大体半額程度の料金設定です。時刻表の詳細は発表されていませんが、15分おきに運行される予定です。
トロントエアポートエクスプレス(シャトルバス)
こちらのバスは廃止されました。
パシフィックウェスタン(Pacific Western)というバス会社が運行している空港シャトルバスで、空港⇔ダウンタウンの直行アクセスということもあり、最も一般的なアクセス方法です。スケジュールとバスストップの詳細はこちらのページにありますが、空港発は午前5時50分から午前0時50分まで30分間隔で運行されており、ダウンタウンの主要ホテルとバスターミナルに停車。ホテルによっては多少歩かなければいけませんが、ダウンタウンのホテルはほぼカバーされています。
所要時間は下車ポイントによってかなり幅があり、最短30分最長1時間といったところが目安です。料金はウェブ料金で片道$26.95、往復40カナダドル。ウェブ上でのオンライン予約だと5%割引になります。また、11歳以下のお子さんは大人料金を支払った大人同伴であれば、無料です。
TTC(トロント交通局)バス、地下鉄乗り継ぎ
トロント地下鉄車内 (C) TTC Bombardier Subway Car_1345 / Bobolink
料金的にはこれが最安値で、たった$3でダウンタウンまで行けます。乗車手順は以下の通り。
空港よりバス192系統(Airport Rocket)に乗車。料金はきっかりと用意。乗車の際、トランスファーチケット(乗換券)をもらっておくこと。
↓
所要20分前後で終点のKipling stationに到着。地下鉄Bloor-Danforth line(ブロア=ダンフォース線)に乗り換え。
ブロア=ダンフォース線はダウンタウンのやや北側を東西に抜けるので、中心地へ行くなら、Spadina駅、St.George駅またはBloor-Yonge駅で(Yonge-University-Spadina line(ヤング=ユニヴァーシティー=スパダイナ線)に乗換えとなります。(地下鉄路線図参照)
192系統は朝5時(日祝日は8時)から深夜1時まで走っています。詳しいスケジュールは以下のリンクより。
Kipling駅発、空港行き 時刻表
空港発、Kipling駅行き 時刻表
因みに接続する地下鉄も、ほぼ同様のスケジュールで運行されています。(Kipling駅の出発時刻表)
タクシー
スケジュールが合わなかったり、行きづらい場所へアクセスする場合はタクシー利用となります。料金は地区ごとに固定制となっていて、ダウンタウン中心エリアだと$53.00+チップとなります。チップは10~15%が目安。
比較
旅行で来られる方なら、やはりユニオン・ピアソン・エクスプレスが一番無難ですね。料金面では、バス+地下鉄のコンビネーションは非常に魅力的。ただ、旅慣れていて、大きな荷物1個の方に限られますね。やはりスーツケースを2つ以上持って、バスや地下鉄に乗るのは、現実的とはいえません。
最後にタクシーですが、2名以上なら、ユニオン・ピアソン・エクスプレス2名分の料金とほぼ同額なので、ホテルの場所などを考慮して使っても良いかもしれません。所要時間は列車が上回りますが、これは空港~駅間の所要時間なので、駅からホテルへの移動を考えると、タクシーの方が早いかもしれません。